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やがて、妹が嫁ぎ、祖母が逝き、母が認知症で施設に入り、今年の初めに寝たきりで施設にいた父が逝き、今ではこのテーブルで食事をするのは私ひとりとなってしまいました。息子がひとりいますが、いつの頃からか息子と食事をする時は神棚と仏壇のある部屋へ運んで食べるようになりました。
それではこのテーブル寂しいですよね。
さてどうするか?
そこそこの大きさもあるし・・・木製の温もりがあって、今となってはこの古い造りとデザインがなかなか良い感じだし、そこで思いついたのが、今はガランとした父が使っていた部屋に運び込んで、絵描きの下地塗りや下準備に使うことにしました。それをしない時には妹の家族や友達を呼んでお茶会をしても良いですし、手紙を書いたり、本を読んでもいい!そうしてこのテーブルも父の部屋も楽しいことで使って生かすことにしました。
時間を止めてはいけませんよね。
きっと、誰かが使ってくれるのを待っているに違いありません。
私の、これからの挑戦に力と勇気を与えてくれるように思います。
45年も経っていても、まだまだ充分使えます。きれいにテーブルを拭いて足の留ねじをしっかり締め直して、またここから新しい思い出をつくろうと思う2018年のめちゃくちゃ暑い夏です。
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