日本画家・柳樂晃里モバイルHP&ブログ(島根県安来市)

島根県安来市在住の日本画家・柳樂晃里(なぎらこうり)NAGIRA KOURIです。たたら製鉄や日本刀などのテーマを中心に描いています。

日本画家・柳樂晃里 (Nagira kouri)


主テーマは「たたら製鉄」ですが、花鳥・生物・風景も私の大切な題材です。
;私にとって絵を描くことは、ご飯を頂くことや働くこと、眠ることと同じ様に、
ごく普通のこととして、私の日常の生活の中にあるもので、
出会った物事への感動や発見や感謝を綴った、いわば日記の様なものです。
私は、ありのまま自然体で、日本画の枠にとらわれずに
しかしながら日本画の持つ繊細さや奥行き、空気の流れを大切に
様々な表現を楽しみたいと制作を続けています。

柳樂香里・月ー奥出雲たたら場の遠景
作品「月ー奥出雲たたら場の遠景」


最新活動情報
2018年4月 一般社団法人「アートシップインターナショナル」に入会しました

アートシップインターナショナル展(Japonismesジャポニスム2018参加記念)
2019年4月16日~4月29日
今夏にフランスで開催の「KOKORO JAPON展」PART1およびPART2(独立行政法人・国際交流基金主催Japonismesジャポニスム2018参加企画認定イベント)に出品したメンバーおよび一般アーティストによる展覧会を開催します。
(【ジャポニスム2018】の詳細は下記参照)
会場は2017年11月~12月に理事長・ 長尾周二が個展を開催した香川県高松市の「大西・アオイ記念館」で行います。

※大西・アオイ記念館
〒761-0302 香川県 高松市 上林町148番地(県立図書館および香川大学工学部近く)
(087)880-7888

※ご参考:大西・アオイ記念館(大西・アオイ記念財団ホームページ)
アオイ電子および同社の創業者・大西通義氏が設立した「公益財団法人大西・アオイ記念財団」が、文化芸術の振興などを目的に開いたものです。およそ3500平方メートルの2階建ての建物には展示室やホール、それに茶室を備え、一般にも貸し出します。展示室では高松工芸高校美術科の生徒による作品や、大西氏がこれまで集めた茶道具や絵画の作品が展示されています。主な収蔵品は茶道に関した物で、他に洋画作品も70点程コレクション(佐伯祐三、須田国太郎など)も収蔵、展示(特定期間のみ)されています。
記念館ブログ
記念館での催し物情報や庭園の四季折々の画像などを随時更新していきます。

団体からのお知らせ

当団体がフランスで主催した展覧会が「Japonismes ジャポニスム2018」参加企画として下記展覧会が認定されました。(認定番号:2018-5)
Japonismes ジャポニスム2018とは
2018年7月~2019年2月に独立行政法人・国際交流基金ジャポニスム事務局が行なう日仏文化交流事業のイベントです。概要は下記の通りとなっています。
「日本とフランスの両国が連携し、芸術の都フランス・パリを中心に“世界にまだ知られていない日本文化の魅力”を紹介する大規模な複合型文化芸術イベントを開催します。」
(Japonismes ジャポニスム2018公式サイトより引用)
参考
Japonismes ジャポニスム2018公式サイト
Japan Expo 公式サイト(日本語公式ホームページ)
※当記事ならびにロゴマークは(独法)国際交流基金ジャポニスム事務局様のご承諾を頂いて掲載しております。

日本画家・柳樂晃里

ブログネタ
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日本画家・柳樂晃里190203節分1
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今日は節分。やっと喪が明けます。
節分の行事は神さん事なので、昨年は出来ませんでしたが今年はしっかり豆まきします。
日本画家・柳樂晃里190203節分2
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いつものように神棚に「塩・米・水」をお供えしてから、玄関や水場や火の元と鬼門、裏鬼門の盛り塩を新たにして、お昼過ぎに早々と豆を炒って升に入れ神棚へお供えしました。
日本画家・柳樂晃里190203節分3
祖母が使っていた升を今でも使っていますので、角が取れて丸みを帯びた升は、手にやさしい持ち心地です。
日本画家・柳樂晃里190203節分4
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今では情報技術が発展して、節分の行事もいろいろな地方の行事が入り混じっていますが、厄難を払い家族の健康を祈ることは同様ですので、必ず!ねばならない!は思わずに、あれもこれもと取り入れるのもどうかと思いますので、私は祖母から教わったように節分の豆まきを続けています。
日本画家・柳樂晃里190203節分5
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しかしながら、当時とひとつだけ違うのは、祖母は「鬼は外!福は内!」と豆を打ちましたが、私は「鬼も内!福も内!」と豆を撒きます。

実は、鉄の世界と出会った時から、青鬼さん、赤鬼さんという大切なお友達が出来たので、また鍛冶の神さんには一つ目で片足の鬼の神さんもいらっしゃるので、鉄世界の恩恵に与る私としては、口が裂けても「鬼は外!」は言えないのです。16年ほど前から我が家では「鬼も内!」です。

苦あれば楽あり。
生きていれば苦難はつきもの。それを乗り越えるから楽がくるのではないでしょうか?命としての強さも備わります。苦難を悪いこととして捉えるよりも、次に待っている(来る)チャンスを捉えるための力を養っているのだと捉えれば、気持ちも楽になるのではないでしょうか?
悪いことを一手に背負わされて、豆を投げつけられる鬼は鬼で気の毒にも思うのです。

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日本画家・柳樂晃里190115南天1
玄関横の南天が見事に沢山の実をつけています。
南天は「難を転じて福と成す」と亡き父が家を建てる時に植えました。
当時は小さかった南天も、結構大きくなりました。
鳥たちの冬のご馳走でもあるこの南天は、鳥たちによってあちこちに運ばれ、そこで子孫を遺しています。
日本画家・柳樂晃里190115南天2
小正月の15日は父の命日でしたので、
妹とお墓参りをしました。
日本画家・柳樂晃里190115南天3
いつもなら雪の積もるこの時期ですが、今年は暖冬のようです。
節分までは、喪に服すものなので、もうしばらくは神社への御参りは出来ませんが、喪が明けたら御参りしたい神社を巡りたいと思います。

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日本画家・柳樂晃里181216庭仕事1
ヤブコウジを植えました。
今年の庭仕事は、これでおしまい。
なんとか小奇麗になったでしょうか?
日本画家・柳樂晃里181216庭仕事2
父が動けなくなって、我が家の庭は7、8年手入れがされないままの伸び放題ジャングル状態でした。
「お父ちゃんは、エライもんを遺してくれたなあ・・・」と、最初はブツブツ言いながら、休みの度々に汗だくで手入れをしていました。隣のおばさんに「ちがうよ!みっちゃん!お父ちゃんは良いもんを遺してくれたんだよ。」と諭して貰いながら頑張りました。
日本画家・柳樂晃里181216庭仕事3
そうして頑張っているうちに、でもだんだんと庭の手入れが気持ちを穏やかに元気にしてくれることに気が付きました。植物と対話出来ているような、同じ地球上の生き物として植物に認めて貰えたような、なんとも不思議な嬉しい心持ちになるのです。
隣のおばさんの言われるように、父は良いものを遺して逝ってくれました。
来年の庭仕事が楽しみです。

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日本画家・柳樂晃里のたたら製鉄や霊峰大山など山陰文化探訪 に参加中!
日本画家・柳樂晃里181216出雲織1b
日本画家・柳樂晃里181216出雲織2

16日(日)安来市の文化福祉チャリティ「文化協会まつり」で美しいお着物をお召しの素敵なご婦人にお会いしました。そのお着物は、「青戸由美恵さんが織られた本絣の正藍染出雲織」
綿から糸を紡ぎ、美しい文様が織り上がるように細かく何千カ所も糸をくくり、藍で糸を染め、ひとはたひとはた手を掛け、心を掛けて織り上げられた安来伝統の逸品です。
日本画家・柳樂晃里181216出雲織3
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島根県民芸協会創立者の太田直行氏が出雲織に寄せられた一文を紹介します。

「出雲織と青戸由美恵
明治、大正頃まで、山陰の出雲は九州の筑後と共に、正藍手織絣の代表的産地であり、当時の出雲では、機織りが嫁入り前の必須科目だったので、殆どの家で機の音が聞かれた。しかしその後、機械織と化学染料の発達にともなって、手織絣は絶滅するかと思われたが、近年伝統美の再認識と復古ブームとによって、再び興隆の機運を迎えるに至ったことは誠に欣ばしい。青戸由美恵さんは、手機織の環境に生まれて、幼児から機織が大好きだから今でも家事と子女の育英に追われながらも機を織り続けており、本絣(縦横絣)の織手としてはその右に出る者が無い。のみならず独特の色彩感覚で染め上げる草木染めは、正藍染めととけ合って誠に美しい。
しかもなお日夜研究と改善を続けて芸域の拡大に努力している。私は彼女こそ、山陰地方における興隆を双肩に荷う第一人者だとして限りない期待を寄せるものである。」
日本画家・柳樂晃里181216出雲織4
手間を掛けたものは、使うほどに美しく愛おしい宝となり、人の心を豊かにしてくれるのではないでしょうか?
現在、出雲絣は青戸由美恵さんの息子さんご夫妻が、由美恵さんの思いや技術を受け継がれ、そしてお孫さんもまた同じ道の継承を選択されて、日々研鑽を重ねていらっしゃいます。白鳥の飛来地でもある能義平野の工房では、その技術を習得せんと、若い方々が全国各地からお見えになって、一生懸命に励んでいらっしゃいます。

実は、この出雲織の青戸君ですが同級生なのであります。体格のいい濃いめの風貌の男子ですが、彼の生み出す作品は実に繊細で美しく温かみがあります。お母様の思いを継いで、素晴らしい作品を生み出すとともに、次世代への継承に尽力されています。

やさしい柔らかい手織りの美しい愛おしい作品が、機織りの音とともに生まれています。

下の写真は出雲織の工房の写真です。
なかなか田舎の風情があります。
日本画家・柳樂晃里181216出雲織工房6
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日本画家・柳樂晃里181209田舎暮らし1
日曜日の朝、ちょっと御寝坊をして起きた頃に、小さい頃から馴染みの農家のおばさんが、この寒いのに取れたての野菜をいっぱい持って「どげなかいねえ」と来られました。おばさん元気だなあ。きれいに洗ってあります。
白菜も大根も春菊も自家製のお漬物も、どれも100円。雪をかぶった野菜は甘味が増して美味しくなると祖母が言っていました。
今夜は、昆布の出汁で大根を炊いて味噌で食べましょう。春菊は胡麻和えと味噌汁に!これだけあればしばらく食べられます。

田舎暮らしは良いですよ。
時々、隣のおばさんが「味御飯を炊いたけん」と温かいご飯を持ってきてごしなるです。嬉しいことです。

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日本画家・柳樂晃里181209初雪1
今日は、初雪。
庭の白梅の樹に、ツワブキの葉の上にも、苔の上にも、落ち葉の上にも
うっすら白く積もりました。万両の赤い実が雪に映えます。
山陰は、これから雪の季節です。
日本画家・柳樂晃里181209初雪2
日本画家・柳樂晃里181209初雪3

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日本画家・柳樂晃里のたたら製鉄や霊峰大山など山陰文化探訪 に参加中!
日本画家・柳樂晃里181202林原美術館1
12月2日(日)岡山の林原美術館へ「お守り刀展覧会」を鑑賞に出かけました。
林原美術館は立派な門を構えた風情のある美術館で、岡山城の御堀端烏城通りにあります。
お守り刀展覧会は、本年で13回目。2年前までは長船刀剣博物館で催されていましたが、昨年から林原美術館で開催されています。私は、長船の時代から毎年楽しみに鑑賞させて頂いております。今のところ皆勤賞です。
日本画家・柳樂晃里181202林原美術館2
日本刀の世界は分業制で、刀鍛冶さんを始め、鞘師さん、塗り師さん、柄巻師さん、白金師さん、金工細工師さん、など沢山の職方さんたちから成っています。お守り刀展覧会は刀身だけではなく、そうした沢山の職方さんの手仕事も合わせて鑑賞できる展覧会ですので、細部にまで気を配られた職人さんの丁寧な仕事を拝見出来て、とても見応えがあります。
日本画家・柳樂晃里181202林原美術館3
今年は、以前からの存知よりの刀匠さん方の美しい作品に混じり、次の世代を担う若い刀匠さん方の作品が、とても印象的でした。熱を感じるというか、気持ちか高揚してドキドキするような、でも清々しく輝いているような、拝見するものを惹きこみ魅了し、応援せざるおえなくなるような素晴らしい展覧会でした。
日本画家・柳樂晃里181202林原美術館4
その日は、今回第一席を受賞された月山刀匠の初講演も拝聴させて頂きました。まだお若い刀匠さんですが、芯のある清々しい御方で、次の世代が着実に育っていることに感嘆致しました。日本の素晴らしい技術・文化を受け継いで更に研鑽を積まれて、益々大きくなって頂きたいと期待する次第です。
日本画家・柳樂晃里181202林原美術館5
林原美術館では、会期期間中毎週、対談があったり、講演会、鑑賞会、銘切実演等、様々な企画を催されています。どの企画も魅力的で、毎週参加したいくらいです。お近くの方、興味のある方は是非、足を運んでみてください。

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日本画家・柳樂晃里181101お茶処1
松江藩の御膝元の地域では、ほんとによくお茶を飲みます。
町屋でも農家でも漁師さんも、お金持ちもそうでなくても、「お茶を点てる」は暮らしの中に在ってあたりまえのことで、10時と3時にお茶を飲み、誰か来たらお茶を出します。
普通の家の我が家ですが、戸棚の中には、いつも綺麗な和菓子がありました。見た目が綺麗なだけではなくて、お菓子には季節に因んだ洒落た名前がついています。「若草」「初雁」「紫式部」「月夜」「姫万菊」etc・・
日本画家・柳樂晃里181101お茶処2
私の祖母は、いつもきちんと着物を着ていて、動作も落ち着いてしとやかな人で、お茶の点て方も入れ方もゆったりとしていました。その祖母に「朝茶には外れるものではない」と教えられ、朝は必ずお茶を頂いてから出かけます。また「一杯茶はいけないから・・・」ということで、お抹茶は2服、御煎茶も最低2杯は頂きます。そういう風に祖母に躾けられ、そういう環境で育ったので、私は何の疑問もなくおりましたが、どうやらこの地方特有らしいということが、最近になって分り始めました。

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日本画家・柳樂晃里181101大名茶人1
今年は、茶人で名高い御殿様不味公没後200年にあたり、全国あちこちで様々な展覧会、催し事が行われています。不味公は、松江藩七代目城主松平治郷公で、号を「不味」と称され、風流を嗜まれた御殿様です。
日本画家・柳樂晃里181101大名茶人2
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当時の松江藩は大変困窮しておりまして、不味公の茶の湯には反論もあったようですが、ところがこの茶の湯の世界を藩の産業へと結びつけ、現代へ引き継がれているという偉大な功績を残された御殿様で、今でもこの地方では藩中興の祖として尊敬と親しみを込めて「不味公さん」と呼んでいます。
不味公はまた、茶道具の名品を兎集し後世に伝えるべく記録・管理し、保護・伝承に尽力した御殿様で、これも現代行われようとしている美術品保護・伝承の先駆者的存在として注目されています。
さて、茶の湯といえば、お茶碗が要ります。花入れも要れば、茶釜も必要です。
また、茶菓子も欲しいです。
日本画家・柳樂晃里181101大名茶人3
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不味公は、兎集した名品を惜しげもなく職人に貸出し、研究させ腕を磨かせたそうです。自らも案を出し、寸法を記した設計図を職人に与え、産業として成り立つように尽力したとも伝え聞きます。そうした努力が後世になって、民芸運動家の柳宗悦、陶芸家のバーナード・リーチとの縁を結ぶことにも繋がったのだと思います。
未だ不味公さんの風流の世界の息づく松江には、美味いお茶に季節感あふれる美しいお菓子、陶芸、木工、八雲塗、出雲蕎麦におもてなしの心遣いなど、すばらしいものが溢れています。

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日本画家・柳樂晃里181101神在月1
出雲地方では、旧暦の10月を「神在月」と称します。
全国の神様がご縁結びの話し合いをなされるために、出雲へお集まりになるからで、他所では神無月と称しますが、この出雲地方だけ特別に「神在月」と称すのです。
日本画家・柳樂晃里181101神在月2
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神在月の出雲地方では、あちこちの神社で神迎えに向けた神事や行事が厳かに行われます。11月17日に行われる出雲大社の神迎え祭は、その代表的な神事です。
なんといっても、全国から八百万の神様がお越しになりますから、神様がお通りになる際のお邪魔にならないように、御話合いのお邪魔にならないように、この時期ばかりは出雲の民人は全て、神事以外の歌舞音曲を慎み、外出も控えて静かにしているのが習わしです。
日本画家・柳樂晃里181101神在月3
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私がまだ小さい頃、この時期になると祖母は話をするのも小声で話していたのを覚えています。
中には、お通りになる神様の為に、玄関に御餅や御札を貼ったりする風習のあるところもあるそうです。
私の住む安来には、神在月には立ち入ってはならない山があります。神様がお立ち寄りになってご休憩されるのだそうです。
現在は、そういう風習も知る人が少なくなりました。
それどころか、神在月に便乗しての賑やかなイベントなどが催されたりするのですから、はてさてどんなものでしょうか?

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日本画家・柳樂晃里1810061
朝、玄関を開けたら風に乗って芳い香りがしました。
庭の南にある大きな金木犀(きんもくせい)が満開です。

この金木犀の樹は、父が家を建てる為に土地を買って埋め立てが完了した時に、
家よりも先に、一番最初に父が敷地の南の端に植えました。
日本画家・柳樂晃里1810062
あれから48年!この金木犀の樹は毎年必ず花を咲かせ、家族の歴史を見てきました。私の大好きな樹です。
今年は、私の還暦の印に、今度は家の入り口に金木犀の苗木を植えましたが、花を咲かせるには、もう少し年数がかかりそうです。いつ花が咲くのか待ち遠しいです。

今日は、父の一周忌の法要をおこないました。

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全日本刀匠会は、10月4日を「日本刀の日」として一般社団法人記念日協会に申請し記念日に認定されました。
「とう(10)し(4)ょう」(刀匠)と読む語呂合わせとのことです。

全日本刀匠会のHPによりますと「日本刀を造り続ける事の意義や、日本刀に対して正しい認識を喚起するとともに、美術品としての美しさ、文化的価値の周知と、日本刀について、少しでも良い認識を持って頂く機会になればと思っています。そこで10月4日を「日本刀の日」とし、記念日の当日や前後の土日などに、イベントを開催します。」とのことです。

ということで、全国の刀匠さん、刀職者の方々、関連博物館・美術館の施設で様々なイベントが催されています。刀匠さんの鍛錬場見学会、講演会、刀剣鑑賞会、プレートへの銘切実演等々、興味深いイベントがいっぱいです。
詳しくは、「全日本刀匠会のHP」「日本刀の日」を検索してみて下さい。

私は、日本刀の美しさに魅かれ、その材料である玉鋼を生み出す「たたら」に出会いました。幾多の時代の波を超え現代へ継承されたこの技術、この美しい芸術を、是非とも次の世代へ継承していきたいと、私は心より願っています。

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日本画家・柳樂晃里181002b1
見事な「染めの型」を表装の師匠に見せて頂きました。

師匠のお父上がお持ちだったそうで、先日師匠が発見されて、一枚一枚丁寧にきれいに糊を落し、ファイリングして教室にお持ちになって見せて下さいました。
その数が驚きの約百数十枚。
日本画家・柳樂晃里181002b2
なぜ大量の型が表装の師匠のお父上がお持ちだったのかは分らないとのことでしたが、どれもこれもその細工のなんとも美しく見事な事。職人の心意気!気持ちのこもったものであることを感じました。
日本画家・柳樂晃里181002b3
一㎜にも満たない薄い板に、おそらく小刀で文様を切り出したのであろうその型は、あまりにも緻密過ぎて、人の手でここまで正確に繊細に美しく、どうすれば出来るのか?
ファイルをめくる度にため息と感嘆の声しか出ませんでした。
これだけのものを描くのも大変なのに、切り出してあるのですから!どれほどの時間と、根気と、経験、修練が要るのか、便利な現代に慣れっこの私にとっては、想像を遥かに超える仕事です。

でも、こうした手間の掛かる手仕事が、機械生産では出せない味わいや風合い美しさを生み出すのだなと思いました。果たして、これほどの手仕事を出来る人が現代にどれだけいるでしょうか?

柿渋が塗らていたからこそこうして形を留めていたもので、そうでなければ、触れればボロボロに崩れ落ちたでしょう。先人の知恵と技術の凄さに只々敬意を覚えました。

とても美しい素晴らしいものを見せて頂きました。
少しでも、先人の心意気を受け継ぎたいものです。

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表装の勉強にドキドキワクワクしながら行ってきました。
しかしながら・・・甘くはない!!
師匠はニコニコしながらも結構なスパルタで、しっかりしごかれました。

先ずは、裏打ちがシワの出来ないようにキレイに出来なければ先に進めません。
でも、何度やってもシワが寄ります。身体はコチコチのガチガチ!
そこへ師匠の「左手にも神経を使え!」「考えろ!」の激が飛んできます。
「はい!」と返事をするも、息をすることを忘れるくらいに集中していると
「息をしてよ(笑い)」の師匠の薄笑み…おのれええ~いつか師匠よりも上手くなってやるうぅぅ~
あっという間に時間が飛んでいきます。そろそろ時間だなんて思っていると、
「まだ時間はあるぞ!もう一回!」の師匠の声!「はい!」やってやる!
結局その日は、まだまだ合格には程遠く、でもとっても楽しかったです。
師匠が「これが基本の一番大事なところだからね。キチンと出来たら後は楽になるからからね。」とニコニコしながら励まして下さいました。頑張る!!

帰ってから、糊の溶き方、裏打ち用の糊の濃度や、紙の表裏の見分け方、
本紙と裏打ち紙の置き方、霧吹きの仕方、糊の引き方、定規の当て方に角度と持ち上げる高さ、引っ張る力加減、裏打ち紙ののせ方(これが難関!)刷毛の使い方など、帰ってからお復習いを兼ねて、裏打ちの要領を図解にしてノートに記録しておきました。

お復習いをしながら、初日はコチコチだったので、次回は少し肩の力を抜く方が良いかも?と思いました。
次の教室が楽しみです。

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日本画家・柳樂晃里1809131
野葡萄の実が色づきはじめました。
大好きな植物で、P15号の画面いっぱいに描こうと思っています。
日本画家・柳樂晃里1809132
その画面の中に、どう構成しようかと仕事の帰り道で、野葡萄のツルの伸び方やしなり方、からみ方を観察していたら、秋の夕暮はつるべ落とし。一気に暗くなってしまいました。
毎日すこしづつです。

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実は、来月から「表装」の勉強が出来ることになりました。
今までは、額縁に入れる「額装」ということでパネルに麻紙や和紙を貼って絵の具を重ねておりましたが、日本画本来の「軸装」の形での掛け軸、巻物にも挑戦したいと思うようになりました。屏風も描けたら作れたら面白いですね。
表具師さんにお願いする絵描きさんが多いのですが、
額装は紙を貼ってから描きますので、ある程度絵の具を重ねても膠の量を間違えなければ大丈夫ですが、軸装は描いてから表装をしますし、巻いて収納しますので、膠の強弱、絵の具の濃度や重ね方、ドーサ(にじみ止め)の加減によっては、表装の工程途中で、また収納時に、絵の具が剥離することもあります。
その加減は、自分で見極めなければなりません。
ですので、自分で表装をすることで、膠や絵の具の濃度、ドーサ(にじみ止め)の引き加減など肝心なところを、確認したいですし、確実に把握したいと思いきちんとしたことを教われるところがないものかと、いろいろと探しておりましたら・・・

見つけました!

「表装の世界にも、刀剣の世界と同じ様に作法というものがあります。自分は、日本文化のなんたるかを伝えたい!」と本式の手仕事・技術を大切に仕事をされる表具師さんに出会いました。松江の文化教室で講師もされています。
「正式な事、きちんとした仕事を基本からしっかりと教えます。先ず基本!基本がしっかり出来ていれば、世界が広がる!」とおっしゃる熱血?表具師さんで、私としても、それは願ったり叶ったりで、10月から月に2回程、教室へ通わせて頂き勉強させて頂くことになりました。

先週、見学に行きましたら、和やかないい雰囲気で、どうやら私が一番若いみたいです(笑)
 
まさに60の手習いです!
表装技術を知ることで、自分の技術にも表現にも幅が広がると考えています。
また、自分で表装することで最初から最後まで丸ごと自分の作品ですし、基本を身につければ、自分独自の創作を試みることも出来ます。
とってもワクワクしています。
そこから何が生まれるか!ご期待ください!
実は、額縁が重いと感じるお年頃になったという事であるのかもしれませんが(爆笑)

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
日本画家・柳樂晃里1809031
大山の桝水高原にマツムシソウが咲いたと情報が入りました。
とても描きたい花なので、早速取材に行ってきました。

大山のすそ野に広がる桝水高原は、歩くと足元からやわらかな草の香りが上がってきます。まだ緑青色の大山を仰ぎ見ながら高原を行くと、薄紫の可愛い花マツムシソウが風に揺れ楽しそうに群れ咲いていました。
写真や映像では見たことがありましたが、実際に咲いている姿は初めて見るので、大感激!
日本画家・柳樂晃里1809032
早速、マツムシソウの目線までしゃがみこんで観察です。
茎の出方、葉っぱの形や法則、つぼみから花の盛り、散り際など、ひとつとして同じ形はありませんから、写生したり、気が付いたことをメモしたり、写真を撮ったりと、花に囲まれとっても満ち足りた幸せな時間を過ごしました。
草の上にペタッと座り込んで、夢中でマツムシソウを覗き込んでいたら、蝶々が舞い降りてきました。

※上のすべての画像はクリックすると拡大画像がご覧になれます。

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ブラシュー・ビエールホール展覧会ジャポニスム2018・2
展覧会場のビエールホール【撮影:(一社)アートシップインターナショナル理事長・長尾周二氏

フランスでのブラシュー・ピエールホールでの展覧会の情報が入りました。
大好評で、新聞社2社からの取材が入り、新聞に掲載されたそうです。

※ご参考
Googleで「  La Nouvelle Republique shujinagao 」というワードで検索していただくと検索上に新聞社オフィシャルサイトの記事がヒットします。
ブラシュー・ビエールホール展覧会ジャポニスム2018・1
展覧会開幕時の様子【撮影:(一社)アートシップインターナショナル理事長・長尾周二氏

アートシップの理事長さんのブログの中に、私の作品について「どんな絵の具を使っているのか?」「あの透き通った表現は使っている絵の具の為なのか?」と、フランスのビジターに質問が寄せられたとの記載がありました。フランスの方は、とても丁寧に鑑賞し質問して下さるそうです。
ブラシュー展覧会ジャポニスム2018・柳樂晃里作品
展示された柳樂晃里の作品【撮影:(一社)アートシップインターナショナル理事長・長尾周二氏

会場に行けず残念ですが、今回参加させて頂いたことは、私にとって大変意味深く、新たな一歩を踏み出せたように思います。感謝です。

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日本画家・柳樂晃里1808193
8月19日島根県立美術館ロビーコンサートへ行ってきました。お天気も良くキラキラ光る宍道湖を眺めながら聴く音楽に、暑さを忘れ癒されました。
誰もが知っている童謡をベースに、フルートとピアノとソプラノが見事にマッチングして、とても穏やかで優しい調べでした。中には、日本の横笛をイメージして作曲された曲があり、フルートなのに横笛に聞こえる不思議さに驚きながら、音の世界の奥深さを堪能しました。
ロビーは満員!立ち見の方々も沢山いらっしゃいました。
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実は、このコンサートのフルート奏者の加藤千乃さんは、山陰フィルハーモーニー管弦楽団、中海交響楽団などに所属の安来市出身の音楽家で、後人の指導も行いながら、沢山の方にクラシックを通して音の世界に親しんで頂こうと、こうしたコンサート活動を意欲的に開催されています。
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私と彼女との出会いもまた異色で、かれこれ10数年前に安来市の和鋼博物館で行われている「古代たたら復元操業」の体験に参加した際、炭入れを二人で一緒に行ったのが、このご縁の始まりでした。

燃え盛る炉に、墨で真っ黒になって挑んだ同志なのです。
当時加藤さんは島根大学大学院生で、明るく前向きで、とても楽しいお嬢さんであったと記憶しています。「たたら」に結ばれた縁は、今でも更なる膨らみと深さを与えてくれます。

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お盆の仏さん送りが終わると、安来の町は「月の輪神事」で賑わいますが、生憎の雨模様です。

「月の輪神事」は和邇(ワニ)に喰われたお姫様の敵討ちに、見事に和邇を仕留めお姫様の霊を慰めた故事に由縁するお祭りで、安来の港近くには「姫塚」と呼ばれる古墳があります。
町内ごとに山車を引き鼓を叩き笛を吹き、「エンヤエンヤデコデットーヤ」tp囃しながら町を練り歩きます。町屋の軒下には灯篭が吊るされ、夜店も並びます。安来節流しや踊りなど、いろいろなイベントが町のあちこちで行われます。
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そのイベントのひとつ!安来駅の2階ステーションギャラリーでは、「月の輪あかり展」が13日から始まっていて、16日に行ってきました。素敵な灯りでいっぱいでした。
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鉄製のもの、漆喰でつくられたもの、陶製のもの、石を彫ったもの、ステンドグラス、色とりどりの糸を巻いて固めたもの、何れも安来在住の作家さんの作品です。また、全国的に活躍されている方々ばかりで、改めて安来にはスゴイ表現者達がいるのだなあと嬉しく誇らしくおもいました。

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