日本画家・柳樂晃里モバイルHP&ブログ(島根県安来市)

島根県安来市在住の日本画家・柳樂晃里(なぎらこうり)NAGIRA KOURIです。たたら製鉄や日本刀などのテーマを中心に描いています。

日本画家・柳樂晃里 (Nagira kouri)


主テーマは「たたら製鉄」ですが、花鳥・生物・風景も私の大切な題材です。
;私にとって絵を描くことは、ご飯を頂くことや働くこと、眠ることと同じ様に、
ごく普通のこととして、私の日常の生活の中にあるもので、
出会った物事への感動や発見や感謝を綴った、いわば日記の様なものです。
私は、ありのまま自然体で、日本画の枠にとらわれずに
しかしながら日本画の持つ繊細さや奥行き、空気の流れを大切に
様々な表現を楽しみたいと制作を続けています。

柳樂香里・月ー奥出雲たたら場の遠景
作品「月ー奥出雲たたら場の遠景」


最新活動情報
2018年4月 一般社団法人「アートシップインターナショナル」に入会しました

展覧会出品情報
KOKORO JAPON展(Part.1)

【Japonismes ジャポニスム2018参加企画(認定番号:2018-5)・在フランス日本大使館後援】
2018年8月18日~29日
フランス・ブラシュー・ビェールホール(Vieille Halle de Bracieux)

 KOKORO JAPON展(Part.2)
【Japonismes ジャポニスム2018参加企画(認定番号:2018-5)・在フランス日本大使館後援】
2018年9月17日~22日
フランス・パリ・マドレーヌ教会 (Salle Royale de MADELENE)


※いずれも主催は(一社)アートシップインターナショナル
※Japonismes ジャポニスム2018とは

2018年7月~2019年2月に独立行政法人・国際交流基金ジャポニスム事務局が行なう日仏文化交流事業のイベントです。概要は下記の通りとなっています。
「日本とフランスの両国が連携し、芸術の都フランス・パリを中心に“世界にまだ知られていない日本文化の魅力”を紹介する大規模な複合型文化芸術イベントを開催します。」
(Japonismes ジャポニスム2018公式サイトより引用)

日本画家・柳樂晃里

ブログネタ
日本画家・柳樂晃里のたたら製鉄や霊峰大山など山陰文化探訪 に参加中!
日本画家・柳樂晃里181101お茶処1
松江藩の御膝元の地域では、ほんとによくお茶を飲みます。
町屋でも農家でも漁師さんも、お金持ちもそうでなくても、「お茶を点てる」は暮らしの中に在ってあたりまえのことで、10時と3時にお茶を飲み、誰か来たらお茶を出します。
普通の家の我が家ですが、戸棚の中には、いつも綺麗な和菓子がありました。見た目が綺麗なだけではなくて、お菓子には季節に因んだ洒落た名前がついています。「若草」「初雁」「紫式部」「月夜」「姫万菊」etc・・
日本画家・柳樂晃里181101お茶処2
私の祖母は、いつもきちんと着物を着ていて、動作も落ち着いてしとやかな人で、お茶の点て方も入れ方もゆったりとしていました。その祖母に「朝茶には外れるものではない」と教えられ、朝は必ずお茶を頂いてから出かけます。また「一杯茶はいけないから・・・」ということで、お抹茶は2服、御煎茶も最低2杯は頂きます。そういう風に祖母に躾けられ、そういう環境で育ったので、私は何の疑問もなくおりましたが、どうやらこの地方特有らしいということが、最近になって分り始めました。

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日本画家・柳樂晃里のたたら製鉄や霊峰大山など山陰文化探訪 に参加中!
日本画家・柳樂晃里181101大名茶人1
今年は、茶人で名高い御殿様不味公没後200年にあたり、全国あちこちで様々な展覧会、催し事が行われています。不味公は、松江藩七代目城主松平治郷公で、号を「不味」と称され、風流を嗜まれた御殿様です。
日本画家・柳樂晃里181101大名茶人2
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当時の松江藩は大変困窮しておりまして、不味公の茶の湯には反論もあったようですが、ところがこの茶の湯の世界を藩の産業へと結びつけ、現代へ引き継がれているという偉大な功績を残された御殿様で、今でもこの地方では藩中興の祖として尊敬と親しみを込めて「不味公さん」と呼んでいます。
不味公はまた、茶道具の名品を兎集し後世に伝えるべく記録・管理し、保護・伝承に尽力した御殿様で、これも現代行われようとしている美術品保護・伝承の先駆者的存在として注目されています。
さて、茶の湯といえば、お茶碗が要ります。花入れも要れば、茶釜も必要です。
また、茶菓子も欲しいです。
日本画家・柳樂晃里181101大名茶人3
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不味公は、兎集した名品を惜しげもなく職人に貸出し、研究させ腕を磨かせたそうです。自らも案を出し、寸法を記した設計図を職人に与え、産業として成り立つように尽力したとも伝え聞きます。そうした努力が後世になって、民芸運動家の柳宗悦、陶芸家のバーナード・リーチとの縁を結ぶことにも繋がったのだと思います。
未だ不味公さんの風流の世界の息づく松江には、美味いお茶に季節感あふれる美しいお菓子、陶芸、木工、八雲塗、出雲蕎麦におもてなしの心遣いなど、すばらしいものが溢れています。

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日本画家・柳樂晃里のたたら製鉄や霊峰大山など山陰文化探訪 に参加中!
日本画家・柳樂晃里181101神在月1
出雲地方では、旧暦の10月を「神在月」と称します。
全国の神様がご縁結びの話し合いをなされるために、出雲へお集まりになるからで、他所では神無月と称しますが、この出雲地方だけ特別に「神在月」と称すのです。
日本画家・柳樂晃里181101神在月2
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神在月の出雲地方では、あちこちの神社で神迎えに向けた神事や行事が厳かに行われます。11月17日に行われる出雲大社の神迎え祭は、その代表的な神事です。
なんといっても、全国から八百万の神様がお越しになりますから、神様がお通りになる際のお邪魔にならないように、御話合いのお邪魔にならないように、この時期ばかりは出雲の民人は全て、神事以外の歌舞音曲を慎み、外出も控えて静かにしているのが習わしです。
日本画家・柳樂晃里181101神在月3
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私がまだ小さい頃、この時期になると祖母は話をするのも小声で話していたのを覚えています。
中には、お通りになる神様の為に、玄関に御餅や御札を貼ったりする風習のあるところもあるそうです。
私の住む安来には、神在月には立ち入ってはならない山があります。神様がお立ち寄りになってご休憩されるのだそうです。
現在は、そういう風習も知る人が少なくなりました。
それどころか、神在月に便乗しての賑やかなイベントなどが催されたりするのですから、はてさてどんなものでしょうか?

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
日本画家・柳樂晃里1810061
朝、玄関を開けたら風に乗って芳い香りがしました。
庭の南にある大きな金木犀(きんもくせい)が満開です。

この金木犀の樹は、父が家を建てる為に土地を買って埋め立てが完了した時に、
家よりも先に、一番最初に父が敷地の南の端に植えました。
日本画家・柳樂晃里1810062
あれから48年!この金木犀の樹は毎年必ず花を咲かせ、家族の歴史を見てきました。私の大好きな樹です。
今年は、私の還暦の印に、今度は家の入り口に金木犀の苗木を植えましたが、花を咲かせるには、もう少し年数がかかりそうです。いつ花が咲くのか待ち遠しいです。

今日は、父の一周忌の法要をおこないました。

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
全日本刀匠会は、10月4日を「日本刀の日」として一般社団法人記念日協会に申請し記念日に認定されました。
「とう(10)し(4)ょう」(刀匠)と読む語呂合わせとのことです。

全日本刀匠会のHPによりますと「日本刀を造り続ける事の意義や、日本刀に対して正しい認識を喚起するとともに、美術品としての美しさ、文化的価値の周知と、日本刀について、少しでも良い認識を持って頂く機会になればと思っています。そこで10月4日を「日本刀の日」とし、記念日の当日や前後の土日などに、イベントを開催します。」とのことです。

ということで、全国の刀匠さん、刀職者の方々、関連博物館・美術館の施設で様々なイベントが催されています。刀匠さんの鍛錬場見学会、講演会、刀剣鑑賞会、プレートへの銘切実演等々、興味深いイベントがいっぱいです。
詳しくは、「全日本刀匠会のHP」「日本刀の日」を検索してみて下さい。

私は、日本刀の美しさに魅かれ、その材料である玉鋼を生み出す「たたら」に出会いました。幾多の時代の波を超え現代へ継承されたこの技術、この美しい芸術を、是非とも次の世代へ継承していきたいと、私は心より願っています。

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
日本画家・柳樂晃里181002b1
見事な「染めの型」を表装の師匠に見せて頂きました。

師匠のお父上がお持ちだったそうで、先日師匠が発見されて、一枚一枚丁寧にきれいに糊を落し、ファイリングして教室にお持ちになって見せて下さいました。
その数が驚きの約百数十枚。
日本画家・柳樂晃里181002b2
なぜ大量の型が表装の師匠のお父上がお持ちだったのかは分らないとのことでしたが、どれもこれもその細工のなんとも美しく見事な事。職人の心意気!気持ちのこもったものであることを感じました。
日本画家・柳樂晃里181002b3
一㎜にも満たない薄い板に、おそらく小刀で文様を切り出したのであろうその型は、あまりにも緻密過ぎて、人の手でここまで正確に繊細に美しく、どうすれば出来るのか?
ファイルをめくる度にため息と感嘆の声しか出ませんでした。
これだけのものを描くのも大変なのに、切り出してあるのですから!どれほどの時間と、根気と、経験、修練が要るのか、便利な現代に慣れっこの私にとっては、想像を遥かに超える仕事です。

でも、こうした手間の掛かる手仕事が、機械生産では出せない味わいや風合い美しさを生み出すのだなと思いました。果たして、これほどの手仕事を出来る人が現代にどれだけいるでしょうか?

柿渋が塗らていたからこそこうして形を留めていたもので、そうでなければ、触れればボロボロに崩れ落ちたでしょう。先人の知恵と技術の凄さに只々敬意を覚えました。

とても美しい素晴らしいものを見せて頂きました。
少しでも、先人の心意気を受け継ぎたいものです。

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
表装の勉強にドキドキワクワクしながら行ってきました。
しかしながら・・・甘くはない!!
師匠はニコニコしながらも結構なスパルタで、しっかりしごかれました。

先ずは、裏打ちがシワの出来ないようにキレイに出来なければ先に進めません。
でも、何度やってもシワが寄ります。身体はコチコチのガチガチ!
そこへ師匠の「左手にも神経を使え!」「考えろ!」の激が飛んできます。
「はい!」と返事をするも、息をすることを忘れるくらいに集中していると
「息をしてよ(笑い)」の師匠の薄笑み…おのれええ~いつか師匠よりも上手くなってやるうぅぅ~
あっという間に時間が飛んでいきます。そろそろ時間だなんて思っていると、
「まだ時間はあるぞ!もう一回!」の師匠の声!「はい!」やってやる!
結局その日は、まだまだ合格には程遠く、でもとっても楽しかったです。
師匠が「これが基本の一番大事なところだからね。キチンと出来たら後は楽になるからからね。」とニコニコしながら励まして下さいました。頑張る!!

帰ってから、糊の溶き方、裏打ち用の糊の濃度や、紙の表裏の見分け方、
本紙と裏打ち紙の置き方、霧吹きの仕方、糊の引き方、定規の当て方に角度と持ち上げる高さ、引っ張る力加減、裏打ち紙ののせ方(これが難関!)刷毛の使い方など、帰ってからお復習いを兼ねて、裏打ちの要領を図解にしてノートに記録しておきました。

お復習いをしながら、初日はコチコチだったので、次回は少し肩の力を抜く方が良いかも?と思いました。
次の教室が楽しみです。

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
日本画家・柳樂晃里1809131
野葡萄の実が色づきはじめました。
大好きな植物で、P15号の画面いっぱいに描こうと思っています。
日本画家・柳樂晃里1809132
その画面の中に、どう構成しようかと仕事の帰り道で、野葡萄のツルの伸び方やしなり方、からみ方を観察していたら、秋の夕暮はつるべ落とし。一気に暗くなってしまいました。
毎日すこしづつです。

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
実は、来月から「表装」の勉強が出来ることになりました。
今までは、額縁に入れる「額装」ということでパネルに麻紙や和紙を貼って絵の具を重ねておりましたが、日本画本来の「軸装」の形での掛け軸、巻物にも挑戦したいと思うようになりました。屏風も描けたら作れたら面白いですね。
表具師さんにお願いする絵描きさんが多いのですが、
額装は紙を貼ってから描きますので、ある程度絵の具を重ねても膠の量を間違えなければ大丈夫ですが、軸装は描いてから表装をしますし、巻いて収納しますので、膠の強弱、絵の具の濃度や重ね方、ドーサ(にじみ止め)の加減によっては、表装の工程途中で、また収納時に、絵の具が剥離することもあります。
その加減は、自分で見極めなければなりません。
ですので、自分で表装をすることで、膠や絵の具の濃度、ドーサ(にじみ止め)の引き加減など肝心なところを、確認したいですし、確実に把握したいと思いきちんとしたことを教われるところがないものかと、いろいろと探しておりましたら・・・

見つけました!

「表装の世界にも、刀剣の世界と同じ様に作法というものがあります。自分は、日本文化のなんたるかを伝えたい!」と本式の手仕事・技術を大切に仕事をされる表具師さんに出会いました。松江の文化教室で講師もされています。
「正式な事、きちんとした仕事を基本からしっかりと教えます。先ず基本!基本がしっかり出来ていれば、世界が広がる!」とおっしゃる熱血?表具師さんで、私としても、それは願ったり叶ったりで、10月から月に2回程、教室へ通わせて頂き勉強させて頂くことになりました。

先週、見学に行きましたら、和やかないい雰囲気で、どうやら私が一番若いみたいです(笑)
 
まさに60の手習いです!
表装技術を知ることで、自分の技術にも表現にも幅が広がると考えています。
また、自分で表装することで最初から最後まで丸ごと自分の作品ですし、基本を身につければ、自分独自の創作を試みることも出来ます。
とってもワクワクしています。
そこから何が生まれるか!ご期待ください!
実は、額縁が重いと感じるお年頃になったという事であるのかもしれませんが(爆笑)

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日本画家・柳樂晃里1809031
大山の桝水高原にマツムシソウが咲いたと情報が入りました。
とても描きたい花なので、早速取材に行ってきました。

大山のすそ野に広がる桝水高原は、歩くと足元からやわらかな草の香りが上がってきます。まだ緑青色の大山を仰ぎ見ながら高原を行くと、薄紫の可愛い花マツムシソウが風に揺れ楽しそうに群れ咲いていました。
写真や映像では見たことがありましたが、実際に咲いている姿は初めて見るので、大感激!
日本画家・柳樂晃里1809032
早速、マツムシソウの目線までしゃがみこんで観察です。
茎の出方、葉っぱの形や法則、つぼみから花の盛り、散り際など、ひとつとして同じ形はありませんから、写生したり、気が付いたことをメモしたり、写真を撮ったりと、花に囲まれとっても満ち足りた幸せな時間を過ごしました。
草の上にペタッと座り込んで、夢中でマツムシソウを覗き込んでいたら、蝶々が舞い降りてきました。

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ブラシュー・ビエールホール展覧会ジャポニスム2018・2
展覧会場のビエールホール【撮影:(一社)アートシップインターナショナル理事長・長尾周二氏

フランスでのブラシュー・ピエールホールでの展覧会の情報が入りました。
大好評で、新聞社2社からの取材が入り、新聞に掲載されたそうです。

※ご参考
Googleで「  La Nouvelle Republique shujinagao 」というワードで検索していただくと検索上に新聞社オフィシャルサイトの記事がヒットします。
ブラシュー・ビエールホール展覧会ジャポニスム2018・1
展覧会開幕時の様子【撮影:(一社)アートシップインターナショナル理事長・長尾周二氏

アートシップの理事長さんのブログの中に、私の作品について「どんな絵の具を使っているのか?」「あの透き通った表現は使っている絵の具の為なのか?」と、フランスのビジターに質問が寄せられたとの記載がありました。フランスの方は、とても丁寧に鑑賞し質問して下さるそうです。
ブラシュー展覧会ジャポニスム2018・柳樂晃里作品
展示された柳樂晃里の作品【撮影:(一社)アートシップインターナショナル理事長・長尾周二氏

会場に行けず残念ですが、今回参加させて頂いたことは、私にとって大変意味深く、新たな一歩を踏み出せたように思います。感謝です。

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日本画家・柳樂晃里1808193
8月19日島根県立美術館ロビーコンサートへ行ってきました。お天気も良くキラキラ光る宍道湖を眺めながら聴く音楽に、暑さを忘れ癒されました。
誰もが知っている童謡をベースに、フルートとピアノとソプラノが見事にマッチングして、とても穏やかで優しい調べでした。中には、日本の横笛をイメージして作曲された曲があり、フルートなのに横笛に聞こえる不思議さに驚きながら、音の世界の奥深さを堪能しました。
ロビーは満員!立ち見の方々も沢山いらっしゃいました。
日本画家・柳樂晃里1808192
実は、このコンサートのフルート奏者の加藤千乃さんは、山陰フィルハーモーニー管弦楽団、中海交響楽団などに所属の安来市出身の音楽家で、後人の指導も行いながら、沢山の方にクラシックを通して音の世界に親しんで頂こうと、こうしたコンサート活動を意欲的に開催されています。
日本画家・柳樂晃里1808191
私と彼女との出会いもまた異色で、かれこれ10数年前に安来市の和鋼博物館で行われている「古代たたら復元操業」の体験に参加した際、炭入れを二人で一緒に行ったのが、このご縁の始まりでした。

燃え盛る炉に、墨で真っ黒になって挑んだ同志なのです。
当時加藤さんは島根大学大学院生で、明るく前向きで、とても楽しいお嬢さんであったと記憶しています。「たたら」に結ばれた縁は、今でも更なる膨らみと深さを与えてくれます。

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日本画家・柳樂晃里1808161
お盆の仏さん送りが終わると、安来の町は「月の輪神事」で賑わいますが、生憎の雨模様です。

「月の輪神事」は和邇(ワニ)に喰われたお姫様の敵討ちに、見事に和邇を仕留めお姫様の霊を慰めた故事に由縁するお祭りで、安来の港近くには「姫塚」と呼ばれる古墳があります。
町内ごとに山車を引き鼓を叩き笛を吹き、「エンヤエンヤデコデットーヤ」tp囃しながら町を練り歩きます。町屋の軒下には灯篭が吊るされ、夜店も並びます。安来節流しや踊りなど、いろいろなイベントが町のあちこちで行われます。
日本画家・柳樂晃里1808162
そのイベントのひとつ!安来駅の2階ステーションギャラリーでは、「月の輪あかり展」が13日から始まっていて、16日に行ってきました。素敵な灯りでいっぱいでした。
日本画家・柳樂晃里1808163
鉄製のもの、漆喰でつくられたもの、陶製のもの、石を彫ったもの、ステンドグラス、色とりどりの糸を巻いて固めたもの、何れも安来在住の作家さんの作品です。また、全国的に活躍されている方々ばかりで、改めて安来にはスゴイ表現者達がいるのだなあと嬉しく誇らしくおもいました。

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日本画家・柳樂晃里180811
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その日は風が気持ち良く、
川土手を歩いていたら、キラリと何かが舞いあがり光った。
えっ?
それは、白い蝶の羽だった。
そう羽だけ。
それは、生きていた時を懐かしむかのように
風に乗って、光にキラキラしながら
空の高みへと舞い上がって行った。

その光景がとても印象深くて
忘れられなくて、描いてみた。

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
もうじきお盆です。今年は父の初盆で、そろそろ準備がてら家の掃除やら整理をしていましたら、45年前、父がこの家を建てた時のお祝いにと父の職場の有志の方々から頂いた食卓のテーブルがふと気になりました。この家を建てる前は会社の社宅住まいで、折り畳みのちゃぶ台で座布団にかしこまって家族で食事をしていましたが、新築の家の台所にテーブルと椅子がやってきて、そこで椅子にかけて家族で食事をするのは、その当時ではハイカラで画期的な出来事でした。このテーブルは家族のいろいろな場面を見て、いろいろな会話を聞いてきたんだなと、改めて思いました。

やがて、妹が嫁ぎ、祖母が逝き、母が認知症で施設に入り、今年の初めに寝たきりで施設にいた父が逝き、今ではこのテーブルで食事をするのは私ひとりとなってしまいました。息子がひとりいますが、いつの頃からか息子と食事をする時は神棚と仏壇のある部屋へ運んで食べるようになりました。
それではこのテーブル寂しいですよね。
さてどうするか?
そこそこの大きさもあるし・・・木製の温もりがあって、今となってはこの古い造りとデザインがなかなか良い感じだし、そこで思いついたのが、今はガランとした父が使っていた部屋に運び込んで、絵描きの下地塗りや下準備に使うことにしました。それをしない時には妹の家族や友達を呼んでお茶会をしても良いですし、手紙を書いたり、本を読んでもいい!そうしてこのテーブルも父の部屋も楽しいことで使って生かすことにしました。
時間を止めてはいけませんよね。
きっと、誰かが使ってくれるのを待っているに違いありません。
私の、これからの挑戦に力と勇気を与えてくれるように思います。

45年も経っていても、まだまだ充分使えます。きれいにテーブルを拭いて足の留ねじをしっかり締め直して、またここから新しい思い出をつくろうと思う2018年のめちゃくちゃ暑い夏です。

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日本画家・柳樂晃里1808051
先日、岩崎理事よりフランスブラッシュピエールホールでの展覧会のポスターが届きました。私の名前も載っている!ちょっと嬉しいドキドキ感があります。
日本画家・柳樂晃里1808052
また、長尾理事長より着々と準備進行中の連絡もあり、私の作品にアンティークの素敵な額縁を選んで頂いたとのこと。本当に何から何までありがとうございます。今回は渡仏出来ないのが残念ですが、参加できることに感謝して盛会を祈ります。

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日本画家・柳樂晃里1808011
米子市美術館へ「大山山麓の至宝~大山ゆかりの刀を中心に~」展を拝見に行ってきました。
受付でチケットを購入したら、受付のお姉さんに「御刀は2階ですよ!」と声をかけられてビックリしました。
私はそんなに御刀欲しそうに見えたのかしらん??

展示は1階2階合わせて4部屋、見応えがありました。特に銅造十一面観音立像さまは約30㎝足らずの小さくて華奢な仏様ですが、柔らかな線と穏やかな表情が趣深く印象に残りました。
変わったところでは、天狗の爪、鬼の牙、牛玉など、大山の伝説に因んだ不思議なものもありました。
日本画家・柳樂晃里1808012
さて、この地域ではたたら製鉄が盛んで、こうした背景の下、平安時代には反りのある日本刀としては日本最古級の名匠として知られる刀工・安綱を輩出しました。童子切安綱です。
今回は安綱の太刀を中心に、伯耆所縁の御刀や拵を展示してあり、古の伝承に思いを馳せながら堪能して参りました。
大山山麓にも鬼伝説はありますので、大江山の伝説に纏わる御刀を安綱が造ったのには不思議な因縁を感じます。
また、別室にはたたらと刀剣制作工程の展示と一緒に、現代の名匠「月山貞一刀匠」「隅谷正峯刀匠」の映像も放映されていて、お二方の作刀姿勢に感銘を受け、しっかりと学ばせて頂きました。

帰りに、また受付のお姉さんに「また来て下さいね!」と声を掛けられてビックリしました。

8月26日(日)までです。
水曜日休館日です
日本画家・柳樂晃里1808013

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日本画家・柳樂晃里1807307
鐺とは、御刀の拵えの中で鞘の最下端部分と、そこの保護に使われる金具のことです。鞘尻と同意。

先日、東京で懐かしい再会をした刀剣写真家のトム岸田さんからとても貴重な「鐺」を送付頂きました。
再会した折に、名刺に家紋を入れ新しくしたのでトムさんにお渡ししましたら、
その家紋を見られたトムさんが、後日連絡を下さって、この家紋の入った鐺を持っているのですが、自分が持つよりもこれと同じ家紋を持ち、活かして使って下さる方に持って頂きたいということで、頂戴することになったものです。
日本画家・柳樂晃里1807308
なんとも不思議な巡り合わせで私の手元に届いた鐺は、愛媛在住無鑑査金工師の玉岡俊行氏が制作されたもので、その細工は細部にまで気の通った、裏面の処理まで美しい見事なもので、身に余る贈り物に感謝しつつも気持ちが引き締まりました。
掌に載せると、程よい重さがなんとも心地よく、造り手の温もりが伝わってくるようにしっとりと馴染んできます。長さが3cm程の小さなものですがその存在感にふと能面を思いました。
これは、私の展覧会で展示して、沢山の方にご覧頂こうと思っています。
日本の伝統技術の素晴らしさを見て触って感じて頂きたいと思います。
楽しみにしていて下さい。

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
アートシップインターナショナルの先輩で書道家の岩崎冬僊さんにもお会いしました。先輩なので私よりも年上だと勝手に思っておりましたら、なんと!ひとつ年下のとても可愛いらしい方でドキドキしましたが、お話ししている間に私たちには似たところが沢山有ることに気付きました。それは岩崎さんもまた同じように感じていらっしゃったようで、この出会いにはきっと深い意味があるように思いました。

日本画家・柳樂晃里1807304
日本画家・柳樂晃里1807305
東京で絵描きをしている同郷の友達と、美術館を巡りそれぞれの感想や見解を話ては笑ったり首を傾げたりして再会を楽しみ、東京駅丸の内駅舎でオノボリサンよろしく記念写真も撮りました。東京駅丸の内駅舎は芸術品です!
でも、しっかり歩き回ったので私の足はマメだらけになりました(笑)
またみなさんにお会いできるように頑張りますので、これからも末永くよろしくお願い申し上げます。
日本画家・柳樂晃里1807306
さて、田舎では電車もバスも1時間に1本有るや無しやという具合で、マイカーは生活必需品です。移動はもっぱらマイカーですので意外と歩くことが少ないのですが、東京など都会地では電車もバスもあまり待つこともなく次の便が来るので、車が無くても充分生活が出来ますが、その分駅の階段などアップダウンも結構あって、かなりな運動量だなあと改めて思いました。都会地で暮らすには体力が必要ですね!

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日本画家・柳樂晃里1807303
東京は九段下7月14日(金)から16日(月)の会期で開催された展覧会。
叢雲会の引力と地球の引力にはどうしても抗えず、花のお江戸へ何年かぶりに行って参りました。
何年か前に伺った時には、この九段坂をもっと楽に上れたと思ったのですが、九段坂はこんなにも勾配があったのかしらん?と、年月の経過を身体で感じました。
やっと、会場の一口坂ギャラリーへ辿りつきましたら、なにやらいつもと雰囲気が違っています。なんと若いお嬢さん方が沢山いらっしゃるではありませんか!それも目をキラキラさせて御刀を見ながら刀匠さんたちにいろいろな質問をしていらっしゃいました。なるほど、この方々が今をときめく「刀剣女子さん」達なのだなと直に分りました。
今までは、難しいお顔のおじ様たちが主流で、私などは時折訝しそうに見られたものですが、これはなんと画期的なことでしょうか。
お話ししてみますと、御刀の事も、日本の文化や歴史についても本当に良く勉強されていて、なんとも頼もしく思いました。若い方々が、こうして日本の伝統技術・文化に興味を持って大切に思って下さるのは大変喜ばしいことと思います。
日本画家・柳樂晃里1807301b
15日の懇親会にも参加させて頂き、懐かしい昔話やら、今ここでしか聞けない刀匠さんたちの四方山話、刀剣女子さんたちの思いを沢山聞かせて頂きました。みなさんとても気さくな方々ですので、笑いがいっぱいの本当に楽しい懇親会でした。御刀に恋した濃い濃いメンバーの集結です。

もちろん!御刀も堪能させて頂きました。
私は御刀を拝見していると、気持ちが清かに浄化されて本当に気持ち良くなります。美しく細い刀身の中に揺らぐ刃文を静かに目で追うのが、私は好きです。
時には雲と思えたり、悠久の山並みと思えたり、大海の潮のうねりと思えたり、
はたまた宙にはしる星の運河と思えたり、そこには現を超越した精神世界が広がっていると私は感じています。
日本画家・柳樂晃里1807302
今回は、新たな出会いや懐かしい再会がありました。
叢雲会の刀匠さんたちは勿論、研師の藤代さん、刀剣写真家のトム岸田さん、
刀剣女子のみなさん、刀剣博物館の職員さん、KIMONOプロジェクトの三林さん、ステキな出会いとご縁に感謝申し上げます。
刀剣の世界は、現実離れをした世界と思われる方もあるかもしれません。多くの方にとって生活必需品としての用はないでしょう。けれど、鉄を造り鉄から道具を造りだす技術があったればこそ、先人たちがその技術を生み出し研鑽を重ね続けて後世へ伝えたからこそ、それを礎として日本特有の文化が生まれ、現代の文明が生まれたわけです。私は、鋼を造り鋼を鍛える刀剣世界こそ物造りの技術と精神性の原点を色濃く残すものであり、物造りの粋の極みであると思います。けれど決して特異な遠い世界ではなく、近くで繋がっている世界であることを忘れないで頂きたい。
この度この東京九段下に集結された皆さんは、刀剣を造ること通して大切な原点を後世に伝えんと情熱を注ぎ研鑽を重ねていらっしゃいます。その尊い志を以って、今や刀剣は日本を代表する美しい芸術として、世界を魅了しています。

叢雲会の益々のご健勝と日本の伝統技術・文化が百年、千年と継承されることをお祈り致します。

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