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誰もが知っている童謡をベースに、フルートとピアノとソプラノが見事にマッチングして、とても穏やかで優しい調べでした。中には、日本の横笛をイメージして作曲された曲があり、フルートなのに横笛に聞こえる不思議さに驚きながら、音の世界の奥深さを堪能しました。
ロビーは満員!立ち見の方々も沢山いらっしゃいました。
実は、このコンサートのフルート奏者の加藤千乃さんは、山陰フィルハーモーニー管弦楽団、中海交響楽団などに所属の安来市出身の音楽家で、後人の指導も行いながら、沢山の方にクラシックを通して音の世界に親しんで頂こうと、こうしたコンサート活動を意欲的に開催されています。
私と彼女との出会いもまた異色で、かれこれ10数年前に安来市の和鋼博物館で行われている「古代たたら復元操業」の体験に参加した際、炭入れを二人で一緒に行ったのが、このご縁の始まりでした。
燃え盛る炉に、墨で真っ黒になって挑んだ同志なのです。
当時加藤さんは島根大学大学院生で、明るく前向きで、とても楽しいお嬢さんであったと記憶しています。「たたら」に結ばれた縁は、今でも更なる膨らみと深さを与えてくれます。