日本画家・柳樂晃里モバイルHP&ブログ(島根県安来市)

島根県安来市在住の日本画家・柳樂晃里(なぎらこうり)NAGIRA KOURIです。たたら製鉄や日本刀などのテーマを中心に描いています。

日本画家・柳樂晃里 (Nagira kouri)


主テーマは「たたら製鉄」ですが、花鳥・生物・風景も私の大切な題材です。
;私にとって絵を描くことは、ご飯を頂くことや働くこと、眠ることと同じ様に、
ごく普通のこととして、私の日常の生活の中にあるもので、
出会った物事への感動や発見や感謝を綴った、いわば日記の様なものです。
私は、ありのまま自然体で、日本画の枠にとらわれずに
しかしながら日本画の持つ繊細さや奥行き、空気の流れを大切に
様々な表現を楽しみたいと制作を続けています。

柳樂香里・月ー奥出雲たたら場の遠景
作品「月ー奥出雲たたら場の遠景」


最新活動情報
2018年4月 一般社団法人「アートシップインターナショナル」に入会しました

展覧会出品情報
KOKORO JAPON展(Part.1)

【Japonismes ジャポニスム2018参加企画(認定番号:2018-5)・在フランス日本大使館後援】
2018年8月18日~29日
フランス・ブラシュー・ビェールホール(Vieille Halle de Bracieux)

 KOKORO JAPON展(Part.2)
【Japonismes ジャポニスム2018参加企画(認定番号:2018-5)・在フランス日本大使館後援】
2018年9月17日~22日
フランス・パリ・マドレーヌ教会 (Salle Royale de MADELENE)


※いずれも主催は(一社)アートシップインターナショナル
※Japonismes ジャポニスム2018とは

2018年7月~2019年2月に独立行政法人・国際交流基金ジャポニスム事務局が行なう日仏文化交流事業のイベントです。概要は下記の通りとなっています。
「日本とフランスの両国が連携し、芸術の都フランス・パリを中心に“世界にまだ知られていない日本文化の魅力”を紹介する大規模な複合型文化芸術イベントを開催します。」
(Japonismes ジャポニスム2018公式サイトより引用)

活動日記

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
全日本刀匠会は、10月4日を「日本刀の日」として一般社団法人記念日協会に申請し記念日に認定されました。
「とう(10)し(4)ょう」(刀匠)と読む語呂合わせとのことです。

全日本刀匠会のHPによりますと「日本刀を造り続ける事の意義や、日本刀に対して正しい認識を喚起するとともに、美術品としての美しさ、文化的価値の周知と、日本刀について、少しでも良い認識を持って頂く機会になればと思っています。そこで10月4日を「日本刀の日」とし、記念日の当日や前後の土日などに、イベントを開催します。」とのことです。

ということで、全国の刀匠さん、刀職者の方々、関連博物館・美術館の施設で様々なイベントが催されています。刀匠さんの鍛錬場見学会、講演会、刀剣鑑賞会、プレートへの銘切実演等々、興味深いイベントがいっぱいです。
詳しくは、「全日本刀匠会のHP」「日本刀の日」を検索してみて下さい。

私は、日本刀の美しさに魅かれ、その材料である玉鋼を生み出す「たたら」に出会いました。幾多の時代の波を超え現代へ継承されたこの技術、この美しい芸術を、是非とも次の世代へ継承していきたいと、私は心より願っています。

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日本画家・柳樂晃里181002b1
見事な「染めの型」を表装の師匠に見せて頂きました。

師匠のお父上がお持ちだったそうで、先日師匠が発見されて、一枚一枚丁寧にきれいに糊を落し、ファイリングして教室にお持ちになって見せて下さいました。
その数が驚きの約百数十枚。
日本画家・柳樂晃里181002b2
なぜ大量の型が表装の師匠のお父上がお持ちだったのかは分らないとのことでしたが、どれもこれもその細工のなんとも美しく見事な事。職人の心意気!気持ちのこもったものであることを感じました。
日本画家・柳樂晃里181002b3
一㎜にも満たない薄い板に、おそらく小刀で文様を切り出したのであろうその型は、あまりにも緻密過ぎて、人の手でここまで正確に繊細に美しく、どうすれば出来るのか?
ファイルをめくる度にため息と感嘆の声しか出ませんでした。
これだけのものを描くのも大変なのに、切り出してあるのですから!どれほどの時間と、根気と、経験、修練が要るのか、便利な現代に慣れっこの私にとっては、想像を遥かに超える仕事です。

でも、こうした手間の掛かる手仕事が、機械生産では出せない味わいや風合い美しさを生み出すのだなと思いました。果たして、これほどの手仕事を出来る人が現代にどれだけいるでしょうか?

柿渋が塗らていたからこそこうして形を留めていたもので、そうでなければ、触れればボロボロに崩れ落ちたでしょう。先人の知恵と技術の凄さに只々敬意を覚えました。

とても美しい素晴らしいものを見せて頂きました。
少しでも、先人の心意気を受け継ぎたいものです。

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表装の勉強にドキドキワクワクしながら行ってきました。
しかしながら・・・甘くはない!!
師匠はニコニコしながらも結構なスパルタで、しっかりしごかれました。

先ずは、裏打ちがシワの出来ないようにキレイに出来なければ先に進めません。
でも、何度やってもシワが寄ります。身体はコチコチのガチガチ!
そこへ師匠の「左手にも神経を使え!」「考えろ!」の激が飛んできます。
「はい!」と返事をするも、息をすることを忘れるくらいに集中していると
「息をしてよ(笑い)」の師匠の薄笑み…おのれええ~いつか師匠よりも上手くなってやるうぅぅ~
あっという間に時間が飛んでいきます。そろそろ時間だなんて思っていると、
「まだ時間はあるぞ!もう一回!」の師匠の声!「はい!」やってやる!
結局その日は、まだまだ合格には程遠く、でもとっても楽しかったです。
師匠が「これが基本の一番大事なところだからね。キチンと出来たら後は楽になるからからね。」とニコニコしながら励まして下さいました。頑張る!!

帰ってから、糊の溶き方、裏打ち用の糊の濃度や、紙の表裏の見分け方、
本紙と裏打ち紙の置き方、霧吹きの仕方、糊の引き方、定規の当て方に角度と持ち上げる高さ、引っ張る力加減、裏打ち紙ののせ方(これが難関!)刷毛の使い方など、帰ってからお復習いを兼ねて、裏打ちの要領を図解にしてノートに記録しておきました。

お復習いをしながら、初日はコチコチだったので、次回は少し肩の力を抜く方が良いかも?と思いました。
次の教室が楽しみです。

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日本画家・柳樂晃里1809131
野葡萄の実が色づきはじめました。
大好きな植物で、P15号の画面いっぱいに描こうと思っています。
日本画家・柳樂晃里1809132
その画面の中に、どう構成しようかと仕事の帰り道で、野葡萄のツルの伸び方やしなり方、からみ方を観察していたら、秋の夕暮はつるべ落とし。一気に暗くなってしまいました。
毎日すこしづつです。

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実は、来月から「表装」の勉強が出来ることになりました。
今までは、額縁に入れる「額装」ということでパネルに麻紙や和紙を貼って絵の具を重ねておりましたが、日本画本来の「軸装」の形での掛け軸、巻物にも挑戦したいと思うようになりました。屏風も描けたら作れたら面白いですね。
表具師さんにお願いする絵描きさんが多いのですが、
額装は紙を貼ってから描きますので、ある程度絵の具を重ねても膠の量を間違えなければ大丈夫ですが、軸装は描いてから表装をしますし、巻いて収納しますので、膠の強弱、絵の具の濃度や重ね方、ドーサ(にじみ止め)の加減によっては、表装の工程途中で、また収納時に、絵の具が剥離することもあります。
その加減は、自分で見極めなければなりません。
ですので、自分で表装をすることで、膠や絵の具の濃度、ドーサ(にじみ止め)の引き加減など肝心なところを、確認したいですし、確実に把握したいと思いきちんとしたことを教われるところがないものかと、いろいろと探しておりましたら・・・

見つけました!

「表装の世界にも、刀剣の世界と同じ様に作法というものがあります。自分は、日本文化のなんたるかを伝えたい!」と本式の手仕事・技術を大切に仕事をされる表具師さんに出会いました。松江の文化教室で講師もされています。
「正式な事、きちんとした仕事を基本からしっかりと教えます。先ず基本!基本がしっかり出来ていれば、世界が広がる!」とおっしゃる熱血?表具師さんで、私としても、それは願ったり叶ったりで、10月から月に2回程、教室へ通わせて頂き勉強させて頂くことになりました。

先週、見学に行きましたら、和やかないい雰囲気で、どうやら私が一番若いみたいです(笑)
 
まさに60の手習いです!
表装技術を知ることで、自分の技術にも表現にも幅が広がると考えています。
また、自分で表装することで最初から最後まで丸ごと自分の作品ですし、基本を身につければ、自分独自の創作を試みることも出来ます。
とってもワクワクしています。
そこから何が生まれるか!ご期待ください!
実は、額縁が重いと感じるお年頃になったという事であるのかもしれませんが(爆笑)

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日本画家・柳樂晃里1809031
大山の桝水高原にマツムシソウが咲いたと情報が入りました。
とても描きたい花なので、早速取材に行ってきました。

大山のすそ野に広がる桝水高原は、歩くと足元からやわらかな草の香りが上がってきます。まだ緑青色の大山を仰ぎ見ながら高原を行くと、薄紫の可愛い花マツムシソウが風に揺れ楽しそうに群れ咲いていました。
写真や映像では見たことがありましたが、実際に咲いている姿は初めて見るので、大感激!
日本画家・柳樂晃里1809032
早速、マツムシソウの目線までしゃがみこんで観察です。
茎の出方、葉っぱの形や法則、つぼみから花の盛り、散り際など、ひとつとして同じ形はありませんから、写生したり、気が付いたことをメモしたり、写真を撮ったりと、花に囲まれとっても満ち足りた幸せな時間を過ごしました。
草の上にペタッと座り込んで、夢中でマツムシソウを覗き込んでいたら、蝶々が舞い降りてきました。

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ブラシュー・ビエールホール展覧会ジャポニスム2018・2
展覧会場のビエールホール【撮影:(一社)アートシップインターナショナル理事長・長尾周二氏

フランスでのブラシュー・ピエールホールでの展覧会の情報が入りました。
大好評で、新聞社2社からの取材が入り、新聞に掲載されたそうです。

※ご参考
Googleで「  La Nouvelle Republique shujinagao 」というワードで検索していただくと検索上に新聞社オフィシャルサイトの記事がヒットします。
ブラシュー・ビエールホール展覧会ジャポニスム2018・1
展覧会開幕時の様子【撮影:(一社)アートシップインターナショナル理事長・長尾周二氏

アートシップの理事長さんのブログの中に、私の作品について「どんな絵の具を使っているのか?」「あの透き通った表現は使っている絵の具の為なのか?」と、フランスのビジターに質問が寄せられたとの記載がありました。フランスの方は、とても丁寧に鑑賞し質問して下さるそうです。
ブラシュー展覧会ジャポニスム2018・柳樂晃里作品
展示された柳樂晃里の作品【撮影:(一社)アートシップインターナショナル理事長・長尾周二氏

会場に行けず残念ですが、今回参加させて頂いたことは、私にとって大変意味深く、新たな一歩を踏み出せたように思います。感謝です。

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日本画家・柳樂晃里1808193
8月19日島根県立美術館ロビーコンサートへ行ってきました。お天気も良くキラキラ光る宍道湖を眺めながら聴く音楽に、暑さを忘れ癒されました。
誰もが知っている童謡をベースに、フルートとピアノとソプラノが見事にマッチングして、とても穏やかで優しい調べでした。中には、日本の横笛をイメージして作曲された曲があり、フルートなのに横笛に聞こえる不思議さに驚きながら、音の世界の奥深さを堪能しました。
ロビーは満員!立ち見の方々も沢山いらっしゃいました。
日本画家・柳樂晃里1808192
実は、このコンサートのフルート奏者の加藤千乃さんは、山陰フィルハーモーニー管弦楽団、中海交響楽団などに所属の安来市出身の音楽家で、後人の指導も行いながら、沢山の方にクラシックを通して音の世界に親しんで頂こうと、こうしたコンサート活動を意欲的に開催されています。
日本画家・柳樂晃里1808191
私と彼女との出会いもまた異色で、かれこれ10数年前に安来市の和鋼博物館で行われている「古代たたら復元操業」の体験に参加した際、炭入れを二人で一緒に行ったのが、このご縁の始まりでした。

燃え盛る炉に、墨で真っ黒になって挑んだ同志なのです。
当時加藤さんは島根大学大学院生で、明るく前向きで、とても楽しいお嬢さんであったと記憶しています。「たたら」に結ばれた縁は、今でも更なる膨らみと深さを与えてくれます。

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日本画家・柳樂晃里1808161
お盆の仏さん送りが終わると、安来の町は「月の輪神事」で賑わいますが、生憎の雨模様です。

「月の輪神事」は和邇(ワニ)に喰われたお姫様の敵討ちに、見事に和邇を仕留めお姫様の霊を慰めた故事に由縁するお祭りで、安来の港近くには「姫塚」と呼ばれる古墳があります。
町内ごとに山車を引き鼓を叩き笛を吹き、「エンヤエンヤデコデットーヤ」tp囃しながら町を練り歩きます。町屋の軒下には灯篭が吊るされ、夜店も並びます。安来節流しや踊りなど、いろいろなイベントが町のあちこちで行われます。
日本画家・柳樂晃里1808162
そのイベントのひとつ!安来駅の2階ステーションギャラリーでは、「月の輪あかり展」が13日から始まっていて、16日に行ってきました。素敵な灯りでいっぱいでした。
日本画家・柳樂晃里1808163
鉄製のもの、漆喰でつくられたもの、陶製のもの、石を彫ったもの、ステンドグラス、色とりどりの糸を巻いて固めたもの、何れも安来在住の作家さんの作品です。また、全国的に活躍されている方々ばかりで、改めて安来にはスゴイ表現者達がいるのだなあと嬉しく誇らしくおもいました。

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日本画家・柳樂晃里180811
※画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。
その日は風が気持ち良く、
川土手を歩いていたら、キラリと何かが舞いあがり光った。
えっ?
それは、白い蝶の羽だった。
そう羽だけ。
それは、生きていた時を懐かしむかのように
風に乗って、光にキラキラしながら
空の高みへと舞い上がって行った。

その光景がとても印象深くて
忘れられなくて、描いてみた。

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もうじきお盆です。今年は父の初盆で、そろそろ準備がてら家の掃除やら整理をしていましたら、45年前、父がこの家を建てた時のお祝いにと父の職場の有志の方々から頂いた食卓のテーブルがふと気になりました。この家を建てる前は会社の社宅住まいで、折り畳みのちゃぶ台で座布団にかしこまって家族で食事をしていましたが、新築の家の台所にテーブルと椅子がやってきて、そこで椅子にかけて家族で食事をするのは、その当時ではハイカラで画期的な出来事でした。このテーブルは家族のいろいろな場面を見て、いろいろな会話を聞いてきたんだなと、改めて思いました。

やがて、妹が嫁ぎ、祖母が逝き、母が認知症で施設に入り、今年の初めに寝たきりで施設にいた父が逝き、今ではこのテーブルで食事をするのは私ひとりとなってしまいました。息子がひとりいますが、いつの頃からか息子と食事をする時は神棚と仏壇のある部屋へ運んで食べるようになりました。
それではこのテーブル寂しいですよね。
さてどうするか?
そこそこの大きさもあるし・・・木製の温もりがあって、今となってはこの古い造りとデザインがなかなか良い感じだし、そこで思いついたのが、今はガランとした父が使っていた部屋に運び込んで、絵描きの下地塗りや下準備に使うことにしました。それをしない時には妹の家族や友達を呼んでお茶会をしても良いですし、手紙を書いたり、本を読んでもいい!そうしてこのテーブルも父の部屋も楽しいことで使って生かすことにしました。
時間を止めてはいけませんよね。
きっと、誰かが使ってくれるのを待っているに違いありません。
私の、これからの挑戦に力と勇気を与えてくれるように思います。

45年も経っていても、まだまだ充分使えます。きれいにテーブルを拭いて足の留ねじをしっかり締め直して、またここから新しい思い出をつくろうと思う2018年のめちゃくちゃ暑い夏です。

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日本画家・柳樂晃里1808051
先日、岩崎理事よりフランスブラッシュピエールホールでの展覧会のポスターが届きました。私の名前も載っている!ちょっと嬉しいドキドキ感があります。
日本画家・柳樂晃里1808052
また、長尾理事長より着々と準備進行中の連絡もあり、私の作品にアンティークの素敵な額縁を選んで頂いたとのこと。本当に何から何までありがとうございます。今回は渡仏出来ないのが残念ですが、参加できることに感謝して盛会を祈ります。

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日本画家・柳樂晃里1807307
鐺とは、御刀の拵えの中で鞘の最下端部分と、そこの保護に使われる金具のことです。鞘尻と同意。

先日、東京で懐かしい再会をした刀剣写真家のトム岸田さんからとても貴重な「鐺」を送付頂きました。
再会した折に、名刺に家紋を入れ新しくしたのでトムさんにお渡ししましたら、
その家紋を見られたトムさんが、後日連絡を下さって、この家紋の入った鐺を持っているのですが、自分が持つよりもこれと同じ家紋を持ち、活かして使って下さる方に持って頂きたいということで、頂戴することになったものです。
日本画家・柳樂晃里1807308
なんとも不思議な巡り合わせで私の手元に届いた鐺は、愛媛在住無鑑査金工師の玉岡俊行氏が制作されたもので、その細工は細部にまで気の通った、裏面の処理まで美しい見事なもので、身に余る贈り物に感謝しつつも気持ちが引き締まりました。
掌に載せると、程よい重さがなんとも心地よく、造り手の温もりが伝わってくるようにしっとりと馴染んできます。長さが3cm程の小さなものですがその存在感にふと能面を思いました。
これは、私の展覧会で展示して、沢山の方にご覧頂こうと思っています。
日本の伝統技術の素晴らしさを見て触って感じて頂きたいと思います。
楽しみにしていて下さい。

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アートシップインターナショナルの先輩で書道家の岩崎冬僊さんにもお会いしました。先輩なので私よりも年上だと勝手に思っておりましたら、なんと!ひとつ年下のとても可愛いらしい方でドキドキしましたが、お話ししている間に私たちには似たところが沢山有ることに気付きました。それは岩崎さんもまた同じように感じていらっしゃったようで、この出会いにはきっと深い意味があるように思いました。

日本画家・柳樂晃里1807304
日本画家・柳樂晃里1807305
東京で絵描きをしている同郷の友達と、美術館を巡りそれぞれの感想や見解を話ては笑ったり首を傾げたりして再会を楽しみ、東京駅丸の内駅舎でオノボリサンよろしく記念写真も撮りました。東京駅丸の内駅舎は芸術品です!
でも、しっかり歩き回ったので私の足はマメだらけになりました(笑)
またみなさんにお会いできるように頑張りますので、これからも末永くよろしくお願い申し上げます。
日本画家・柳樂晃里1807306
さて、田舎では電車もバスも1時間に1本有るや無しやという具合で、マイカーは生活必需品です。移動はもっぱらマイカーですので意外と歩くことが少ないのですが、東京など都会地では電車もバスもあまり待つこともなく次の便が来るので、車が無くても充分生活が出来ますが、その分駅の階段などアップダウンも結構あって、かなりな運動量だなあと改めて思いました。都会地で暮らすには体力が必要ですね!

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日本画家・柳樂晃里1807303
東京は九段下7月14日(金)から16日(月)の会期で開催された展覧会。
叢雲会の引力と地球の引力にはどうしても抗えず、花のお江戸へ何年かぶりに行って参りました。
何年か前に伺った時には、この九段坂をもっと楽に上れたと思ったのですが、九段坂はこんなにも勾配があったのかしらん?と、年月の経過を身体で感じました。
やっと、会場の一口坂ギャラリーへ辿りつきましたら、なにやらいつもと雰囲気が違っています。なんと若いお嬢さん方が沢山いらっしゃるではありませんか!それも目をキラキラさせて御刀を見ながら刀匠さんたちにいろいろな質問をしていらっしゃいました。なるほど、この方々が今をときめく「刀剣女子さん」達なのだなと直に分りました。
今までは、難しいお顔のおじ様たちが主流で、私などは時折訝しそうに見られたものですが、これはなんと画期的なことでしょうか。
お話ししてみますと、御刀の事も、日本の文化や歴史についても本当に良く勉強されていて、なんとも頼もしく思いました。若い方々が、こうして日本の伝統技術・文化に興味を持って大切に思って下さるのは大変喜ばしいことと思います。
日本画家・柳樂晃里1807301b
15日の懇親会にも参加させて頂き、懐かしい昔話やら、今ここでしか聞けない刀匠さんたちの四方山話、刀剣女子さんたちの思いを沢山聞かせて頂きました。みなさんとても気さくな方々ですので、笑いがいっぱいの本当に楽しい懇親会でした。御刀に恋した濃い濃いメンバーの集結です。

もちろん!御刀も堪能させて頂きました。
私は御刀を拝見していると、気持ちが清かに浄化されて本当に気持ち良くなります。美しく細い刀身の中に揺らぐ刃文を静かに目で追うのが、私は好きです。
時には雲と思えたり、悠久の山並みと思えたり、大海の潮のうねりと思えたり、
はたまた宙にはしる星の運河と思えたり、そこには現を超越した精神世界が広がっていると私は感じています。
日本画家・柳樂晃里1807302
今回は、新たな出会いや懐かしい再会がありました。
叢雲会の刀匠さんたちは勿論、研師の藤代さん、刀剣写真家のトム岸田さん、
刀剣女子のみなさん、刀剣博物館の職員さん、KIMONOプロジェクトの三林さん、ステキな出会いとご縁に感謝申し上げます。
刀剣の世界は、現実離れをした世界と思われる方もあるかもしれません。多くの方にとって生活必需品としての用はないでしょう。けれど、鉄を造り鉄から道具を造りだす技術があったればこそ、先人たちがその技術を生み出し研鑽を重ね続けて後世へ伝えたからこそ、それを礎として日本特有の文化が生まれ、現代の文明が生まれたわけです。私は、鋼を造り鋼を鍛える刀剣世界こそ物造りの技術と精神性の原点を色濃く残すものであり、物造りの粋の極みであると思います。けれど決して特異な遠い世界ではなく、近くで繋がっている世界であることを忘れないで頂きたい。
この度この東京九段下に集結された皆さんは、刀剣を造ること通して大切な原点を後世に伝えんと情熱を注ぎ研鑽を重ねていらっしゃいます。その尊い志を以って、今や刀剣は日本を代表する美しい芸術として、世界を魅了しています。

叢雲会の益々のご健勝と日本の伝統技術・文化が百年、千年と継承されることをお祈り致します。

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安来日本画友の会45周年記念展1
※画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。(上下写真とも)
記念展が始まりました。
会場準備の最中から空模様が怪しくなり、初日は想像を超える豪雨となりましたが、
本当に有難いことに、その雨の中を沢山のお客様が足を運んで下さいました。
誠にありがとうございます。
絵を描くことが好きで好きで、ただそれだけで描き続けてきた力作35点余りを、一点一点ゆっくりと丁寧にご覧になるお客様のお姿に、会員一同只々感謝するばかりです。
帰り際に、「次回はいつですか?」「気持ちのいい絵ですね」「楽しかったです」「元気を貰いました」と、嬉しいお言葉も頂戴しました。そうしたお客様からの一言や笑顔が私たちの制作の励みです。
見る方も描く方も、それぞれが楽しく気持ちが良くなることを信条に、これからも会員一同楽しく精進して参ります。
9日最終日です。ご縁に感謝申し上げます。
安来日本画友の会45周年記念展2
安来日本画友の会45周年記念展3
安来日本画友の会45周年記念展4

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先ずは、この度の豪雨で被災された方々に、心よりのお見舞いを申し上げます。
また、一日も早く平穏な日が戻ることをお祈り申し上げます。

この度の豪雨は、日本を縦断し広範囲に渡ってかなりの大変な災害をもたらしています。
さすがに昨夜は、いつでも避難できるように思いつく必要なものを纏めてテレビの情報にかじりついていました。
大雨特別警報の発令はこれまでに記憶にありません。どうなることかと怖かったです。

お陰様で私の住むところは大丈夫でしたが、激しい雨音のする不安な一夜が明けてみると、九州、山陰、山陽、四国、近畿とあちこちで大変なことになっていました。中国山地を越える道路は軒並み寸断され通行止め、河川の氾濫・冠水・土砂崩れ、被災された方々はどんなにか恐ろしかったことでしょう。今しばらく雨の続く予報ですが、地盤も緩んでいます。どうかくれぐれも命一番に、お気を付け下さい。
これ以上被害が拡大しないように、只々祈るばかりです。

大自然の力の前に在っては、人間はなんと非力な生き物でしょうか。
毎年この時期が来ると、自分の家で眠れることの有難さを、普通に暮らせることの有難さを思います。そして、本当に大事なものとは何かを思います。自分の手に持てる物には限りがあることを思い知らされます。

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東京行の航空チケットが届きました。
今月中旬に、楽しみにしている展覧会とアートシップの先輩たちにお会いします。

楽しみにしている展覧会は、私の絵描きのテーマとなっている「たたら」と深い繋がりのある「日本刀」です。日本刀は、たたら製鉄から生み出された玉鋼を鍛え上げることによって造り上げられる刃物です。その美しさは、日本の文化に育まれた日本人の感性と、伝え継がれた匠の技から生まれる日本文化の粋を極めた美の結晶だと私は思っています。
およそ15年前・・・私は、それはそれは美しい一口の日本刀と出会いました。
そこには宇宙が在ると思いました。命を宿した生き物だと感じました。
叢雲会とのご縁はそこから始まりました。
「叢雲会」とは「天の叢雲の剣」発祥の地奥出雲で出会った8人の刀鍛冶集団です。
現在では日本刀文化を一線で担い、その技術、歴史、素晴らしさを後世に伝承すべく、また世界へ向けてと、切磋琢磨精進を重ねていらっしゃいます。
数年前に、一端の区切りとして解散されましたが、時々こうして同窓会と称して展覧会を催されます。
叢雲会同窓会ブログもありますので、そちらもご覧になって下さい。

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「安来日本画友の会」は、本年で発足45年を迎えました。田舎の小さな街の絵描きの会ですが、45年も続くということは凄いことだと思います。今となっては発足当初を知る会員さんはいらっしゃらなくなりましたが、友の会の雰囲気の中に当初の思いが残っているのかもしれません。

この会には「ねばならない!」はありません。持ち場立場みんな違います。誰もがそれを認め合って程よい距離感の中で、思いのままに絵を描くことを楽しんでいます。

「教室」と称して月に一度集まりますが、好きな時に来て自分の都合で帰ります。それぞれが自分の世界観で絵を描き、ものを言います。自分とは違う考えも「面白い」と受け取ります。なのでいつも笑いが絶えません。みんな違って当たり前です。だって、絵描きがみんな揃ってお行儀良くお手本通りの同じ絵を描いても面白くないでしょう。

それにしても、本当に可笑しな会です。可笑しいから45年も続いているのかもしれませんね。

※上記にもありますが、2018年7月7日~7月9日にJR安来駅にて記念の展覧会を開催します。お近くの方はぜひお越しください。

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日本画家・柳樂晃里180701
広島の庄原市西城の友人ご夫妻から、還暦のお祝いに、まるで天女が舞い降りたような、それはそれは美しい紫陽花の鉢植えを頂き、大感激しました。

さて、この大切な贈り物、この美しい紫陽花を、どう表現して如何に描き上げましょうか?
美しさに感嘆しながら、頭の中では早速描くことにワクワクと思いをめぐらせています。

先ずは、この花の形成の法則を手が覚え込むまで、様々な角度から写生をします。何枚も何枚も写生していると、この花の魅力の本髄へ近づけるように思います。一見花と見える華やかなガクを支える茎が、しなやかに程よく絡み合う曲線がたまらなく美しくて、ついつい夢中になってしまいます。もっと見たい。もっと知りたい。もっと描きたい。この時間が一等幸せな時間です。

しかしながら、花の咲く時期は短くて、到底一つの季節だけでは描き足りません。花を地植えにして大切に育て来年の花の季節を待ち、また向き合います。なんとも気の長いことですが、何枚写生を重ねても、これで良いということはありません。だからこそ絵描きは面白いのです

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