日本画家・柳樂晃里モバイルHP&ブログ(島根県安来市)

島根県安来市在住の日本画家・柳樂晃里(なぎらこうり)NAGIRA KOURIです。たたら製鉄や日本刀などのテーマを中心に描いています。

日本画家・柳樂晃里 (Nagira kouri)


主テーマは「たたら製鉄」ですが、花鳥・生物・風景も私の大切な題材です。
;私にとって絵を描くことは、ご飯を頂くことや働くこと、眠ることと同じ様に、
ごく普通のこととして、私の日常の生活の中にあるもので、
出会った物事への感動や発見や感謝を綴った、いわば日記の様なものです。
私は、ありのまま自然体で、日本画の枠にとらわれずに
しかしながら日本画の持つ繊細さや奥行き、空気の流れを大切に
様々な表現を楽しみたいと制作を続けています。

柳樂香里・月ー奥出雲たたら場の遠景
作品「月ー奥出雲たたら場の遠景」


最新活動情報・お知らせ

開催日:2018年7月7日(土)~7月9日(月)
場所:島根県安来市のJR安来駅2Fステーションギャラリー
主催:「安来日本画友の会」
今年で創立45周年をむかえる「安来日本画友の会」とは、私が長い間参加している市の文化活動の一環として現在も続いている地元の絵描きの会です。

2018年4月 一般社団法人「アートシップインターナショナル」に入会しました

この団体は国内外での展覧会開催などの芸術や文化の振興活動をしています。特にフランスでは代表者がARTEC(欧州造形美術振興協会)の会員である関係で、毎年展覧会を開催しています。国内でも今年2月に愛知県安城市の市民ギャラリーにおいて「パリと三河の風展」(外務省後援)を行いました。
今夏もフランスのブラシューとパリ・マドレーヌ教会の2箇所で展覧会を開催します。これは独立行政法人・国際交流基金が日仏文化交流イベントとして実施している「ジャポニスム2018」参加イベントとして公式に認定されています。

2018年07月

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
安来日本画友の会45周年記念展1
※画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。(上下写真とも)
記念展が始まりました。
会場準備の最中から空模様が怪しくなり、初日は想像を超える豪雨となりましたが、
本当に有難いことに、その雨の中を沢山のお客様が足を運んで下さいました。
誠にありがとうございます。
絵を描くことが好きで好きで、ただそれだけで描き続けてきた力作35点余りを、一点一点ゆっくりと丁寧にご覧になるお客様のお姿に、会員一同只々感謝するばかりです。
帰り際に、「次回はいつですか?」「気持ちのいい絵ですね」「楽しかったです」「元気を貰いました」と、嬉しいお言葉も頂戴しました。そうしたお客様からの一言や笑顔が私たちの制作の励みです。
見る方も描く方も、それぞれが楽しく気持ちが良くなることを信条に、これからも会員一同楽しく精進して参ります。
9日最終日です。ご縁に感謝申し上げます。
安来日本画友の会45周年記念展2
安来日本画友の会45周年記念展3
安来日本画友の会45周年記念展4

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
先ずは、この度の豪雨で被災された方々に、心よりのお見舞いを申し上げます。
また、一日も早く平穏な日が戻ることをお祈り申し上げます。

この度の豪雨は、日本を縦断し広範囲に渡ってかなりの大変な災害をもたらしています。
さすがに昨夜は、いつでも避難できるように思いつく必要なものを纏めてテレビの情報にかじりついていました。
大雨特別警報の発令はこれまでに記憶にありません。どうなることかと怖かったです。

お陰様で私の住むところは大丈夫でしたが、激しい雨音のする不安な一夜が明けてみると、九州、山陰、山陽、四国、近畿とあちこちで大変なことになっていました。中国山地を越える道路は軒並み寸断され通行止め、河川の氾濫・冠水・土砂崩れ、被災された方々はどんなにか恐ろしかったことでしょう。今しばらく雨の続く予報ですが、地盤も緩んでいます。どうかくれぐれも命一番に、お気を付け下さい。
これ以上被害が拡大しないように、只々祈るばかりです。

大自然の力の前に在っては、人間はなんと非力な生き物でしょうか。
毎年この時期が来ると、自分の家で眠れることの有難さを、普通に暮らせることの有難さを思います。そして、本当に大事なものとは何かを思います。自分の手に持てる物には限りがあることを思い知らされます。

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
東京行の航空チケットが届きました。
今月中旬に、楽しみにしている展覧会とアートシップの先輩たちにお会いします。

楽しみにしている展覧会は、私の絵描きのテーマとなっている「たたら」と深い繋がりのある「日本刀」です。日本刀は、たたら製鉄から生み出された玉鋼を鍛え上げることによって造り上げられる刃物です。その美しさは、日本の文化に育まれた日本人の感性と、伝え継がれた匠の技から生まれる日本文化の粋を極めた美の結晶だと私は思っています。
およそ15年前・・・私は、それはそれは美しい一口の日本刀と出会いました。
そこには宇宙が在ると思いました。命を宿した生き物だと感じました。
叢雲会とのご縁はそこから始まりました。
「叢雲会」とは「天の叢雲の剣」発祥の地奥出雲で出会った8人の刀鍛冶集団です。
現在では日本刀文化を一線で担い、その技術、歴史、素晴らしさを後世に伝承すべく、また世界へ向けてと、切磋琢磨精進を重ねていらっしゃいます。
数年前に、一端の区切りとして解散されましたが、時々こうして同窓会と称して展覧会を催されます。
叢雲会同窓会ブログもありますので、そちらもご覧になって下さい。

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日本画家・柳樂晃里のたたら製鉄や霊峰大山など山陰文化探訪 に参加中!
日本画家・柳樂晃里1807041
大山には沢山の谷と登り道があって、どの道を登ってもそれぞれに美しい景色を見せてくれます。ブナ林もあれば牧場もあり、伝説を持つ池もあれば滝もあり、日本海を望める展望台は星も夜景も美しいです。大山はどこにいても、不思議と気持ちの良くなる山です。

そんな大山を、今回は真正面の観光道路から大山寺へ向かって車を走らせました。大山が近くに大きく見えるようになるにしたがって、アクセルを踏む足に力が入ります。一見ゆるそうに見えても中々の勾配です。初夏の大山は枝を伸ばした樹木からの木漏れ日が心地良く、その木漏れ日に誘われるように右折して、やや南西側の伯耆町から溝口町の方へ降りることにしました。
溝口の方面には、広い田畑が段々を成して広がっており、恵みの雄大さを感じます。さて、その恵みは作物だけではありません。この溝口には鬼が住んでいたという伝説があります。大山を降りたところの鬼住山という小高い山に住んでいたということらしいのですが、実はこの鬼は古代からの製鉄法「たたら」と深く関わりのある鬼という解釈もあります。
実際に、この大山から西へ日南・日野町、安来市伯太・広瀬町、奥出雲町、雲南市から広島県庄原市・三次市と中国山地は良質な砂鉄に恵まれた土地で、「野たたら」が盛んに行われていました。今でもこの界隈の田畑からは鉄やノロ(たたら操業時に出る不純物)の付着した土の塊が出てきます。野たたらの跡地も至る所にあり、保存されているところもあります。
日本画家・柳樂晃里1807042
さて、この「たたら製鉄」ですが、強靭な体力・気力・知力が必要です。山を崩して砂鉄を採取し、樹を切って炭を焼き、土をこねて炉を作り、炉に焼いた炭を燃やしてかなりの高温で砂鉄を溶かし、不純物を流して鋼の塊を作ります。淡々と言葉を並べるのは容易いですが、実際にこの作業を行うには、確かに鬼と見間違うほどの強靭さが必要であることは容易に想像できます。この鬼伝説の鬼たちは、たたら製鉄の技術を持った特殊な部族のことを、恐れではなく敬意を示す畏れとして言い伝えたのではないでしょうか?
やがて、たたら製鉄は産業として集合体で行われるようになり、そうなると大量の炭が必要となります。中国山脈には炭となる樹木にも恵まれ、製鉄の条件を十分に満たしていました。ということで中国山脈内には「毛無山」という名前の山がいくつかあります。今は樹がちゃんと生えていますが、大量の炭を焼くために一時的に伐採され丸坊主にされたからだと聞いたことがあります。
けれど、ここで重要なのは先人たちは、木を切った後には必ず植樹をして樹を育て、上手く循環させ、自然界への礼を尽くしていたということです。砂鉄採取の為に切り崩した山の斜面は、田畑として開墾し荒らしたままにはしませんでした。奥出雲にある美しい棚田は砂鉄採取の跡地です。仁多米はあまりにも有名です。

溝口の高速バス乗り場には、可愛い鬼の電話ボックスと〇〇〇があります。

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日本画家・柳樂晃里のたたら製鉄や霊峰大山など山陰文化探訪 に参加中!
日本画家・柳樂晃里180703
山陰の霊峰「大山」は標高1729M、本年開山1300年を迎えました。
西側中海方面からの姿を表大山と呼び、その美しい稜線から伯耆富士と称されます。
しかしながら、大山は修験道の霊山。西側からの穏やかな一面の向こう側には、生半可なものを寄せ付けない厳しい顔も持ち合わせています。南壁、北壁、東側からの雄々しい姿は正に鉄壁の霊山。圧倒されながらも、守られている気持ちになる山です。
くにびき神話にも記される山でもあり、大国主命が国つ神を集め大山山頂で会議を開いたという伝承もあります。また、富士山山頂と大山山頂を結んだ直線上に出雲大社が鎮座するという謎と神秘を秘めた山でもあります。
地元に暮す私たちは、良き時もそうでない時も毎日必ず目にする山で、お守りのように親しみを込めて「大山さん」と呼びます。
開山は1300年ですが、大山は遥か太古の昔からこの伯耆の地で、雲をお越し雨を降らせ大地を潤し浄化し、様々な樹木を育み動物を養い、更に栄養分たっぷりの水を海へと注いで魚貝を養う。気の遠くなるような年月をかけて私たちに豊かな恵みを与えてくれる懐の深く大きな大切な「大山さん」です。
大山は中国山地へと繋がりますが、この辺りは手つかずの自然がまだまだ残っています。だからこその美しさと、人智の成しうることの出来ない働きの恩恵のあるところです。
あちこちに名水が湧きます。水がきれいで美味いと、山菜も野菜も米も美味しいです。米が美味しいという事は美味い酒が出来ます。酒の肴には日本海の味のしまった魚貝があります。
山陰は、山も海も豊かな美味し国です。
この尊い山の恵みを、未来へと繋げ届けたいものです。

大山の開山1300年の御祝いで、夏山開きの際に大山寺参道を松明行列が行われますが、
本年は、秋にも特別開催されます。1300年にちなみ1300本の松明が準備されるそうです。予定では9月30日。詳細は大山観光案内所まで。

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「安来日本画友の会」は、本年で発足45年を迎えました。田舎の小さな街の絵描きの会ですが、45年も続くということは凄いことだと思います。今となっては発足当初を知る会員さんはいらっしゃらなくなりましたが、友の会の雰囲気の中に当初の思いが残っているのかもしれません。

この会には「ねばならない!」はありません。持ち場立場みんな違います。誰もがそれを認め合って程よい距離感の中で、思いのままに絵を描くことを楽しんでいます。

「教室」と称して月に一度集まりますが、好きな時に来て自分の都合で帰ります。それぞれが自分の世界観で絵を描き、ものを言います。自分とは違う考えも「面白い」と受け取ります。なのでいつも笑いが絶えません。みんな違って当たり前です。だって、絵描きがみんな揃ってお行儀良くお手本通りの同じ絵を描いても面白くないでしょう。

それにしても、本当に可笑しな会です。可笑しいから45年も続いているのかもしれませんね。

※上記にもありますが、2018年7月7日~7月9日にJR安来駅にて記念の展覧会を開催します。お近くの方はぜひお越しください。

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日本画家・柳樂晃里180701
広島の庄原市西城の友人ご夫妻から、還暦のお祝いに、まるで天女が舞い降りたような、それはそれは美しい紫陽花の鉢植えを頂き、大感激しました。

さて、この大切な贈り物、この美しい紫陽花を、どう表現して如何に描き上げましょうか?
美しさに感嘆しながら、頭の中では早速描くことにワクワクと思いをめぐらせています。

先ずは、この花の形成の法則を手が覚え込むまで、様々な角度から写生をします。何枚も何枚も写生していると、この花の魅力の本髄へ近づけるように思います。一見花と見える華やかなガクを支える茎が、しなやかに程よく絡み合う曲線がたまらなく美しくて、ついつい夢中になってしまいます。もっと見たい。もっと知りたい。もっと描きたい。この時間が一等幸せな時間です。

しかしながら、花の咲く時期は短くて、到底一つの季節だけでは描き足りません。花を地植えにして大切に育て来年の花の季節を待ち、また向き合います。なんとも気の長いことですが、何枚写生を重ねても、これで良いということはありません。だからこそ絵描きは面白いのです

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今までの作品の主なものです。
※画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。

絵画(日本画)


日本画家・柳樂晃里作品・恋
「恋」

柳樂香里作品・花影
「花影」
2018年開催「パリと三河の風」出品作品

柳樂香里作品・月ー奥出雲たたら場の遠景
「月ー奥出雲たたら場の遠景」
2018年開催「パリと三河の風」出品作品

日本画家・柳樂晃里作品・星野原2
「星野原」
2018年開催「パリと三河の風」出品作品

柳樂香里作品・水の精
「水の精」

柳樂香里作品・優しい時間
「優しい時間」

柳樂香里作品・天空
「天空の窓」
現在唯一「たたら操業」をしている奥出雲鳥上木炭銑工場のたたら場の天井を描いたものです。

柳樂香里作品・扉
「扉」
たたら場の入口の扉です。

柳樂香里作品・舟
「舟」
たたらの炉を舟に見立てて表現したものです。


たたらと日本刀をテーマにした画文集「始点」タイトル(2016年出版)
(題字は国選定保存技術保持者で村下の木原明氏筆)
柳樂香里作品・たたら文集「始点」

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柳樂 晃里(なぎら こうり)略歴

  • 1958・3・28 島根県安来市に生まれる。描ける物さえあれば時間の限り、ご飯そっちのけで絵を描いている子でした。
  • 1973・4 島根県立安来高等学校普通科入学。油彩の指導を板持忠夫氏から受ける。
  • 1971・3 同校卒業。短大(国文科)に進学するも、父の病気で中退。就職して独学で油彩を描き続ける。
  • 1989 日本画と出会い日本画へ転向する。日本画家加藤畊雪氏に師事。
  • 1990 新日本美術協会展初出展入選。
  • 1991  新日本美術協会展奨励賞受賞
  • 1993 新日本美術協会展本部奨励賞受賞。 島根県芸術文化総合美術展(県展)初出展入選。以後連続入選。
  • 1999  美術年鑑に掲載。号を「光里」と称す。
  • 2001 安来郵便局ギャラリーにて個展。
  • 2002 島根県芸術文化総合美術展(県展)日本画協会奨励賞受賞。
  • 2003 島根銀行安来支店ロビーにて個展。 2004 「たたら製鉄」「日本刀」と出会い生涯の制作テーマとなる。
  • 2006  松江中国電力ふれあいホールギャラリーにて日本画4人展。以後毎年開催。
  • 2007・10 米子市ギャラリー百花堂にて個展。 この年より絵画と文章を合わせた「画文展」を始める。
  • 2008・11 松江市イングリッシュガーデンにて個展。「花」をテーマに画文展。
  • 2009・10 米子市ギャラリー百花堂にて個展。「たたら」をテーマに画文展。
  • 2010・7 松江市中国電力ふれあいホールにて個展。「花物語」と題して画文展。
  • 2011・1 松江市中国電力ふれあいホールにて個展。「たたら~炭」をテーマに画文展。
  • 2011・10 安来市ギャラリー「ローチ」にて個展。「野原」をテーマに画文展。
  • 2012・11 安来駅ステーションギャラリーにて「安来」をテーマに 地元の写真家布野憲一郎氏と2人展。
  • 2013・5~6  雲南市木次ワイナリーギャラリーにて個展。
  • 2014・10 安来市ギャラリー「ローチ」にて個展。「たたら~土の声」と題し画文展。
  • 2014・11 松江市中国電力ふれあいホールにて同「たたら~土の声」画文展。
  • 2015  号を「晃里」と改める。
  •  2015・11 米子市丸京庵ギャラリーにて「写真は瞬間・絵画は熟成 1/永遠」と題し 地元の写真家岡田洋氏と2人展。
  • 2016・10 たたらと日本刀をテーマにした画文集「始点」を自費出版。
  • 2016・11 米子市ギャラリー百花堂にて「画文展10年目の感謝を込めて」と題し個展。
  •  2018・4 一般社団法人・アートシップインターナショナル入会。

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