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日本画家・柳樂晃里のたたら製鉄や霊峰大山など山陰文化探訪 に参加中!
日本画家・柳樂晃里181101お茶処1
松江藩の御膝元の地域では、ほんとによくお茶を飲みます。
町屋でも農家でも漁師さんも、お金持ちもそうでなくても、「お茶を点てる」は暮らしの中に在ってあたりまえのことで、10時と3時にお茶を飲み、誰か来たらお茶を出します。
普通の家の我が家ですが、戸棚の中には、いつも綺麗な和菓子がありました。見た目が綺麗なだけではなくて、お菓子には季節に因んだ洒落た名前がついています。「若草」「初雁」「紫式部」「月夜」「姫万菊」etc・・
日本画家・柳樂晃里181101お茶処2
私の祖母は、いつもきちんと着物を着ていて、動作も落ち着いてしとやかな人で、お茶の点て方も入れ方もゆったりとしていました。その祖母に「朝茶には外れるものではない」と教えられ、朝は必ずお茶を頂いてから出かけます。また「一杯茶はいけないから・・・」ということで、お抹茶は2服、御煎茶も最低2杯は頂きます。そういう風に祖母に躾けられ、そういう環境で育ったので、私は何の疑問もなくおりましたが、どうやらこの地方特有らしいということが、最近になって分り始めました。

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