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日本画家・柳樂晃里のたたら製鉄や霊峰大山など山陰文化探訪 に参加中!
日本画家・柳樂晃里1808011
米子市美術館へ「大山山麓の至宝~大山ゆかりの刀を中心に~」展を拝見に行ってきました。
受付でチケットを購入したら、受付のお姉さんに「御刀は2階ですよ!」と声をかけられてビックリしました。
私はそんなに御刀欲しそうに見えたのかしらん??

展示は1階2階合わせて4部屋、見応えがありました。特に銅造十一面観音立像さまは約30㎝足らずの小さくて華奢な仏様ですが、柔らかな線と穏やかな表情が趣深く印象に残りました。
変わったところでは、天狗の爪、鬼の牙、牛玉など、大山の伝説に因んだ不思議なものもありました。
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さて、この地域ではたたら製鉄が盛んで、こうした背景の下、平安時代には反りのある日本刀としては日本最古級の名匠として知られる刀工・安綱を輩出しました。童子切安綱です。
今回は安綱の太刀を中心に、伯耆所縁の御刀や拵を展示してあり、古の伝承に思いを馳せながら堪能して参りました。
大山山麓にも鬼伝説はありますので、大江山の伝説に纏わる御刀を安綱が造ったのには不思議な因縁を感じます。
また、別室にはたたらと刀剣制作工程の展示と一緒に、現代の名匠「月山貞一刀匠」「隅谷正峯刀匠」の映像も放映されていて、お二方の作刀姿勢に感銘を受け、しっかりと学ばせて頂きました。

帰りに、また受付のお姉さんに「また来て下さいね!」と声を掛けられてビックリしました。

8月26日(日)までです。
水曜日休館日です
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