日本画家・柳樂晃里モバイルHP&ブログ(島根県安来市)

島根県安来市在住の日本画家・柳樂晃里(なぎらこうり)NAGIRA KOURIです。たたら製鉄や日本刀などのテーマを中心に描いています。

日本画家・柳樂晃里 (Nagira kouri)


主テーマは「たたら製鉄」ですが、花鳥・生物・風景も私の大切な題材です。
;私にとって絵を描くことは、ご飯を頂くことや働くこと、眠ることと同じ様に、
ごく普通のこととして、私の日常の生活の中にあるもので、
出会った物事への感動や発見や感謝を綴った、いわば日記の様なものです。
私は、ありのまま自然体で、日本画の枠にとらわれずに
しかしながら日本画の持つ繊細さや奥行き、空気の流れを大切に
様々な表現を楽しみたいと制作を続けています。

柳樂香里・月ー奥出雲たたら場の遠景
作品「月ー奥出雲たたら場の遠景」


最新活動情報
2018年4月 一般社団法人「アートシップインターナショナル」に入会しました

展覧会出品情報
KOKORO JAPON展(Part.1)

【Japonismes ジャポニスム2018参加企画(認定番号:2018-5)・在フランス日本大使館後援】
2018年8月18日~29日
フランス・ブラシュー・ビェールホール(Vieille Halle de Bracieux)

 KOKORO JAPON展(Part.2)
【Japonismes ジャポニスム2018参加企画(認定番号:2018-5)・在フランス日本大使館後援】
2018年9月17日~22日
フランス・パリ・マドレーヌ教会 (Salle Royale de MADELENE)


※いずれも主催は(一社)アートシップインターナショナル
※Japonismes ジャポニスム2018とは

2018年7月~2019年2月に独立行政法人・国際交流基金ジャポニスム事務局が行なう日仏文化交流事業のイベントです。概要は下記の通りとなっています。
「日本とフランスの両国が連携し、芸術の都フランス・パリを中心に“世界にまだ知られていない日本文化の魅力”を紹介する大規模な複合型文化芸術イベントを開催します。」
(Japonismes ジャポニスム2018公式サイトより引用)

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
安来日本画友の会45周年記念展1
※画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。(上下写真とも)
記念展が始まりました。
会場準備の最中から空模様が怪しくなり、初日は想像を超える豪雨となりましたが、
本当に有難いことに、その雨の中を沢山のお客様が足を運んで下さいました。
誠にありがとうございます。
絵を描くことが好きで好きで、ただそれだけで描き続けてきた力作35点余りを、一点一点ゆっくりと丁寧にご覧になるお客様のお姿に、会員一同只々感謝するばかりです。
帰り際に、「次回はいつですか?」「気持ちのいい絵ですね」「楽しかったです」「元気を貰いました」と、嬉しいお言葉も頂戴しました。そうしたお客様からの一言や笑顔が私たちの制作の励みです。
見る方も描く方も、それぞれが楽しく気持ちが良くなることを信条に、これからも会員一同楽しく精進して参ります。
9日最終日です。ご縁に感謝申し上げます。
安来日本画友の会45周年記念展2
安来日本画友の会45周年記念展3
安来日本画友の会45周年記念展4

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
先ずは、この度の豪雨で被災された方々に、心よりのお見舞いを申し上げます。
また、一日も早く平穏な日が戻ることをお祈り申し上げます。

この度の豪雨は、日本を縦断し広範囲に渡ってかなりの大変な災害をもたらしています。
さすがに昨夜は、いつでも避難できるように思いつく必要なものを纏めてテレビの情報にかじりついていました。
大雨特別警報の発令はこれまでに記憶にありません。どうなることかと怖かったです。

お陰様で私の住むところは大丈夫でしたが、激しい雨音のする不安な一夜が明けてみると、九州、山陰、山陽、四国、近畿とあちこちで大変なことになっていました。中国山地を越える道路は軒並み寸断され通行止め、河川の氾濫・冠水・土砂崩れ、被災された方々はどんなにか恐ろしかったことでしょう。今しばらく雨の続く予報ですが、地盤も緩んでいます。どうかくれぐれも命一番に、お気を付け下さい。
これ以上被害が拡大しないように、只々祈るばかりです。

大自然の力の前に在っては、人間はなんと非力な生き物でしょうか。
毎年この時期が来ると、自分の家で眠れることの有難さを、普通に暮らせることの有難さを思います。そして、本当に大事なものとは何かを思います。自分の手に持てる物には限りがあることを思い知らされます。

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女流日本画家・柳樂晃里の活動日記 に参加中!
東京行の航空チケットが届きました。
今月中旬に、楽しみにしている展覧会とアートシップの先輩たちにお会いします。

楽しみにしている展覧会は、私の絵描きのテーマとなっている「たたら」と深い繋がりのある「日本刀」です。日本刀は、たたら製鉄から生み出された玉鋼を鍛え上げることによって造り上げられる刃物です。その美しさは、日本の文化に育まれた日本人の感性と、伝え継がれた匠の技から生まれる日本文化の粋を極めた美の結晶だと私は思っています。
およそ15年前・・・私は、それはそれは美しい一口の日本刀と出会いました。
そこには宇宙が在ると思いました。命を宿した生き物だと感じました。
叢雲会とのご縁はそこから始まりました。
「叢雲会」とは「天の叢雲の剣」発祥の地奥出雲で出会った8人の刀鍛冶集団です。
現在では日本刀文化を一線で担い、その技術、歴史、素晴らしさを後世に伝承すべく、また世界へ向けてと、切磋琢磨精進を重ねていらっしゃいます。
数年前に、一端の区切りとして解散されましたが、時々こうして同窓会と称して展覧会を催されます。
叢雲会同窓会ブログもありますので、そちらもご覧になって下さい。

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日本画家・柳樂晃里のたたら製鉄や霊峰大山など山陰文化探訪 に参加中!
日本画家・柳樂晃里1807041
大山には沢山の谷と登り道があって、どの道を登ってもそれぞれに美しい景色を見せてくれます。ブナ林もあれば牧場もあり、伝説を持つ池もあれば滝もあり、日本海を望める展望台は星も夜景も美しいです。大山はどこにいても、不思議と気持ちの良くなる山です。

そんな大山を、今回は真正面の観光道路から大山寺へ向かって車を走らせました。大山が近くに大きく見えるようになるにしたがって、アクセルを踏む足に力が入ります。一見ゆるそうに見えても中々の勾配です。初夏の大山は枝を伸ばした樹木からの木漏れ日が心地良く、その木漏れ日に誘われるように右折して、やや南西側の伯耆町から溝口町の方へ降りることにしました。
溝口の方面には、広い田畑が段々を成して広がっており、恵みの雄大さを感じます。さて、その恵みは作物だけではありません。この溝口には鬼が住んでいたという伝説があります。大山を降りたところの鬼住山という小高い山に住んでいたということらしいのですが、実はこの鬼は古代からの製鉄法「たたら」と深く関わりのある鬼という解釈もあります。
実際に、この大山から西へ日南・日野町、安来市伯太・広瀬町、奥出雲町、雲南市から広島県庄原市・三次市と中国山地は良質な砂鉄に恵まれた土地で、「野たたら」が盛んに行われていました。今でもこの界隈の田畑からは鉄やノロ(たたら操業時に出る不純物)の付着した土の塊が出てきます。野たたらの跡地も至る所にあり、保存されているところもあります。
日本画家・柳樂晃里1807042
さて、この「たたら製鉄」ですが、強靭な体力・気力・知力が必要です。山を崩して砂鉄を採取し、樹を切って炭を焼き、土をこねて炉を作り、炉に焼いた炭を燃やしてかなりの高温で砂鉄を溶かし、不純物を流して鋼の塊を作ります。淡々と言葉を並べるのは容易いですが、実際にこの作業を行うには、確かに鬼と見間違うほどの強靭さが必要であることは容易に想像できます。この鬼伝説の鬼たちは、たたら製鉄の技術を持った特殊な部族のことを、恐れではなく敬意を示す畏れとして言い伝えたのではないでしょうか?
やがて、たたら製鉄は産業として集合体で行われるようになり、そうなると大量の炭が必要となります。中国山脈には炭となる樹木にも恵まれ、製鉄の条件を十分に満たしていました。ということで中国山脈内には「毛無山」という名前の山がいくつかあります。今は樹がちゃんと生えていますが、大量の炭を焼くために一時的に伐採され丸坊主にされたからだと聞いたことがあります。
けれど、ここで重要なのは先人たちは、木を切った後には必ず植樹をして樹を育て、上手く循環させ、自然界への礼を尽くしていたということです。砂鉄採取の為に切り崩した山の斜面は、田畑として開墾し荒らしたままにはしませんでした。奥出雲にある美しい棚田は砂鉄採取の跡地です。仁多米はあまりにも有名です。

溝口の高速バス乗り場には、可愛い鬼の電話ボックスと〇〇〇があります。

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日本画家・柳樂晃里のたたら製鉄や霊峰大山など山陰文化探訪 に参加中!
日本画家・柳樂晃里180703
山陰の霊峰「大山」は標高1729M、本年開山1300年を迎えました。
西側中海方面からの姿を表大山と呼び、その美しい稜線から伯耆富士と称されます。
しかしながら、大山は修験道の霊山。西側からの穏やかな一面の向こう側には、生半可なものを寄せ付けない厳しい顔も持ち合わせています。南壁、北壁、東側からの雄々しい姿は正に鉄壁の霊山。圧倒されながらも、守られている気持ちになる山です。
くにびき神話にも記される山でもあり、大国主命が国つ神を集め大山山頂で会議を開いたという伝承もあります。また、富士山山頂と大山山頂を結んだ直線上に出雲大社が鎮座するという謎と神秘を秘めた山でもあります。
地元に暮す私たちは、良き時もそうでない時も毎日必ず目にする山で、お守りのように親しみを込めて「大山さん」と呼びます。
開山は1300年ですが、大山は遥か太古の昔からこの伯耆の地で、雲をお越し雨を降らせ大地を潤し浄化し、様々な樹木を育み動物を養い、更に栄養分たっぷりの水を海へと注いで魚貝を養う。気の遠くなるような年月をかけて私たちに豊かな恵みを与えてくれる懐の深く大きな大切な「大山さん」です。
大山は中国山地へと繋がりますが、この辺りは手つかずの自然がまだまだ残っています。だからこその美しさと、人智の成しうることの出来ない働きの恩恵のあるところです。
あちこちに名水が湧きます。水がきれいで美味いと、山菜も野菜も米も美味しいです。米が美味しいという事は美味い酒が出来ます。酒の肴には日本海の味のしまった魚貝があります。
山陰は、山も海も豊かな美味し国です。
この尊い山の恵みを、未来へと繋げ届けたいものです。

大山の開山1300年の御祝いで、夏山開きの際に大山寺参道を松明行列が行われますが、
本年は、秋にも特別開催されます。1300年にちなみ1300本の松明が準備されるそうです。予定では9月30日。詳細は大山観光案内所まで。

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